「半径ワンクリック」から外へ出る楽しみ


『半径ワンクリック』を広げてみよう ひとりごと/ウェブリブログ」(from まなめはうす)を読んで。

自らがもつ趣味志向によって偏って登録された、RSSリーダーソーシャルブックマークなどから得られる、ごく限られた狭い範囲のネット社会の領域を指す言葉。

普段の自分の巡回先で見える範囲を指して「半径ワンクリック」といい、幅広くネットを見ているようでつい自分の身近な範囲の事柄しか見えていないって状態を指しています。

ただ、これを逆に考えると、その半径ワンクリックの狭い範囲が重なる人がいたら、その人とは意気投合出来るよね。狭いけれど密度の濃い範囲を持つ者同士がいて、繋がり難い訳だけど、その範囲を被せる事が出来れば、繋がって広くなるかもしれない。

yas-toroさんの言うようなはてなダイアリーの「おとなり日記」(日記中のキーワードの重複の多い日記を紹介する、はてなダイアリーの機能)とか、はてなブックマークを使っている人なら、自分がブックマークしたときに良く見かけるブックマーカーとかは、半径ワンクリックが重なってる範囲の人を指していそうで、自分と意気投合できそうな人を見つけるのに役立ちます。


はてなというコミュニティが他のコミュニティにと比べてユーザー同士繋がりやすいのは、キーワードやブックマークなどを経由してお互いの繋がりが見えやすいからで、人によっては居心地がいいだろうし、また別の人にとっては必要以上に群れあっているように見えてイヤなのかもしれません。

半径ワンクリックから外へ出ること


半径ワンクリックを超えて、ツークリック以上すること、つまり、見に行ったサイトにあるリンクをやトラックバックを踏んで更に外へと踏み出してみること、ってのはまさにネットを見る醍醐味だったりします。自分が知っている半径ワンクリック内の世界から、まだ見ぬ外の世界に踏み出していくという。

だから、それぞれがいいと思ったサイト・記事を紹介してくれるニュースサイトを見るのが好きだし、外からリンクを貼るトラックバック先を見に行くのも楽しい。(スパムは除く)


そうやって出て行った先が気に入れば、ブックマークしたり、RSSリーダーに登録したりして、自分の半径ワンクリック内にしてしまう。こうやって、どんどん自分の半径ワンクリック範囲が広がっていくのもまた楽しい。


他にも、自分のサイトのアクセス解析から、自分の書いたものを紹介してくれている人の所を見に行ったりもよくします。自分の書いたものを紹介してくれたってことは、何かしらを感じてくれたわけで、そこで紹介されているものや、その人の書いたものが自分にヒットする確率もまた高いだろうから。

半径ワンクリックの幅が、皆で共有する事でどんどん広くなる。だから、今は半径ワンクリックでも、その繋がった先をそれで終わらせるのではなく、もうワンクリックするような、そんな仕組(と当人の意識)で、今以上に広く楽しいネット世界を満喫できるんじゃないかと思う。

そうやってネット世界を満喫している一人としては、更に世界を広げるために、今ネットにまだ参加していない人々もどんどん参加してもらえたらなぁ、とわがままに思ったり(笑)