「鏡音リン」のサプライズ


初音ミク」に続くキャラクターボーカルシリーズの第二段は「鏡音リン」と発表されていましたが、実は「鏡音リン・レン」という二人分のボーカルデータ(鏡音リン:女性、鏡音レン:男性)が入ってるってことが発表されていました。

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クリプトン | VOCALOID2特集



今回のボーカルデータ担当の声優が下田麻美さんで、初音ミク同様ニコニコ動画で数多くの動画がアップされているアイドルマスター双海亜美・真美という双子の役を担当しており、明らかにその部分を狙ったとも思える二人分のボーカルデータ採用、担当者がヒットしてるユーザー層を分かっているなぁ、と感じさせるサプライズでした。

今回、次のステップであり、その続編である鏡音リン・レンでは、声優さんの能力を別の角度から掘り下げ、現実には同時に再現出来ない一人二役…、一人の女声を元に生まれた、近しい二人の男女のキャラクターをワンパッケージとする試みを行いました。(これは下田麻美さんという、女性声優さん特有の才能の、魅せ方になっているかと思います)

対となる2つのキャラクターボイスは、ジェンダーファクター機能などを通し、歩み寄ったり離れたりしながら、お互いの存在を高めあってくれると信じています。

またリン・レンでは、VOCALOIDのデータベースは2つ入っていますが、特に価格は変更せず初音ミクと同じ形で発売します。


鏡音リン&レン』の歌声は、声の通りが良く、明瞭でハッキリとしたサウンドを特徴とし、パワフルなロック系ポップス、エレクトロ系ダンスポップス、ソウルフルなポップス、歌謡曲、また細やかなエディットを加える事により、演歌のようなソウルフルな歌唱にも挑戦可能です。

「演歌のような」ってのは、ニコニコ動画で有名になった下の動画を見てもらうと感じが分かるかと。アイドルのはずなのに、なんかこぶしが効いてる部分が(笑) 歌詞「溶かしつくして」の部分が「とかちつくちて」に聞こえることから、とかちという愛称で親しまれてます。

「とかちつくちて」と歌った理由を、声優・下田麻美さんがファイナルアンサー!? - 日経トレンディネット


また、ご要望の多いデモソングに関しましては、情けない話ですがまだ公開の目処が立っていない状態です。しかしながらリンの歌声に関しましては、今夜にも、某動画サイトの、とある初音ミク関連のクリスマス・コンテンツに紛れて短くバックコーラスを歌っている筈です。是非、探してみてください。

「某動画サイトの、とある初音ミク関連のクリスマス・コンテンツ」とは、この動画のことなのかな?