月間数万PVだけどブログでアクセスを集める秘訣を語ってみた


ブログでアクセスを集める秘訣を語ってた増田の記事が面白かったので、ここでも紹介。


元記事は
月間100万PV超のボクちゃんが人が集まるブログの秘訣を語っちゃうよ
月間100万PV超のボクちゃんが人が集まるブログの秘訣を語っちゃうよ。」(続き)


この増田がどんなブログを書いてるのか見てみたい気がするくらい小気味良く書かれているブログでアクセスを集める秘訣。

このブログは月間100万PVなんてほど遠いたかだか数万PVくらいのブログだけど、数年ブログ続けてれば何をすればアクセスが伸びるかってのはだいたい分かってくるもので。増田が挙げてる秘訣に沿って思うところを書いてみる。


内容は絞る


ごちゃごちゃといろんなジャンルの記事について書いてるブログはアクセス増えない、読者増えないの法則とでも言うか、よく言われてる話。これは、読者がブログを読むとき、自分の興味のない話題は極力読みたがらないというノイズを嫌がる性質から来てます。

いろんなジャンルの記事を雑多に書いてるブログでアクセスが非常に多い所ってのは、そのブロガー自体が相当認められているか、もしくは何に付いて書いても読者が楽しんで読めるような記事を書いてるか、って所だけなので、どちらかに該当しない限りはアクセスのためには内容を絞る方が正解。



あと、アクセス欲しいときに考えた方がいいのは、取り上げるネタのジャンル。ブログで書かれる話題は数あれど、それぞれのジャンルの読者数ってだいたい決まってるんですよ。だから、たくさんアクセス欲しいなら、たくさんの読者がいるジャンルのネタを書くのが正解。

パッと考えてみて、読者が多そうなジャンルってのは、エロ(これはダントツ)、2ch、芸能、ネタ、辺り? ブログ論なんて書いてるのと比べると、たぶん2〜3桁は楽勝で読者数が違います。ゲームや漫画なんかも全体で見れば読者は多いんですが、作品とかにこだわるとあっという間に限られた層になってしまいがちってとこに注意。


コメント欄はつけろ


コメント欄はブロガーとの交流の場、なんて言うのはうまく行ってるときの話で、実際はなんか一言言わないと気がすまないってタイプの人がコメントを書き散らす場になってるってことが少なくありません。アクセスがものすごい多いブログで、まともにコメント欄が機能してるところってありますか??

芸能人ブログみたいにネガティブコメントを監視・排除してたり、完全放置で無法地帯になってるかのどちらかがほとんどでしょう。


でも、アクセスのためにはコメント欄重要なんですよ。そうやって何か一言言いたいって人が何かを書きにやってくるし、コメント欄で妙に盛り上がってアクセス伸びるなんてのもあるから。荒れてるってのもアクセス的にみれば好要因。


読者のために書け


これは本当にガチで重要。読者的には、読んでてなにかしら得るもの(面白さ、突っ込みどころ、コミュニケーション、知識などなど)がなけりゃ、そのブログを読みにくる必要がない訳で。

自分が書きたいことを書きたいんだ!ってのがあっても、アクセス欲しいならそれをどう加工したら読者に楽しんでもらえるか考えて書かないとダメ、絶対。


口調は統一しろ


口調を統一するっていうか、ブロガーとしてちゃんとキャラ作れってこと。キャラって言っても変な電波キャラを作れって意味じゃない。そのブログの記事見て、あー、あの人が書いたんだなって分かるような記事を書けってこと。そういうブロガーのキャラがでる要素の分かりやすい一つが口調。


いろんな記事に対して言ってる主張が違うダブルスタンダードや、言ってることとやってることが違うってキャラは、瞬間的なアクセスは伸びるけど、あまり長続きしない傾向にある。例外的に長続きしてる人も居ない訳ではないけど、まあ例外的存在。


べたべた広告はるな


雑誌だって広告だらけなものは嫌われる。たまに文脈に沿ってはられている広告くらいならたいていの読者(嫌儲は除く)は気にしないけど、度を超した広告はウザイだけ。


関連記事にリンクはれ


web上では、全てのページはリンクによって繋がってる。だからリンクが多い記事ほど価値が高いって評価(GooglePageRankとかね)になる。

記事を読みに来た人だって、関連してる話題だったら読みたいだろうし、関連記事にリンクを貼ると相手のブログからも認識されて紹介されたりすることもある。

でも、ただ検索で関連記事を探してきて貼るだけってのは頂けない。中味見て、何かしら本文に絡めて紹介したり、ちょっとした一行要約つけてリンク先に飛ばせる工夫したりとか大事。


他の似たようなブログに顔だせ


ブロガーは基本的に他のブログとの交流を求めてるもの。ただ、みんなシャイだからなかなか自分からは「仲良くしようよ!」って言い出しにくいもの。なら、こっちから声かけて交流すべし。同ジャンルのブロガーを多く知ってれば、ネタも拾ってきやすくなるし、紹介されることも多くなる。ちょっとの勇気でアクセスゲット!、だ。


他のブログきにすんな


これもガチで重要。他のブログとかぶったネタ書いたとき、自分のブログの方がアクセス少なかったりしたのなら、それはどこかで自分のブログの方が劣ってるから。でも、そんなこと悔しがっててもアクセスは増えない。悔しがってる暇あったら、どこが負けてるのか考えて、次そこで負けないような記事書けばいい。

他のブログで先に書こうと思ってたネタを書かれたとしても、気にせず同じネタで記事書けばいい。おっと、でも他のブログの記事を見てしまったのなら、内容はかぶらないようにしないと、パクラれた言われかねないので注意。(ブロガー本人だけじゃなく、読者から指摘されることも多い)

似た様な話題だって、ちょっと視点変えてみたり、オリジナル要素付け加えたりするだけで結構違う記事になるもの。



他のブログを気にして記事が書けなかったら、その記事を書いたときに得られたであろうアクセスが無くなってるってことを忘れるな。


毎日更新しろ


これもガチで重要。読者はとにかくマメに更新されているブログを好む。読者の視点で考えると、気に入ってるブログにはどんどん更新してもらいたいよね? そういうこと。

ただ、毎日更新を目指すあまり、水増し記事みたいなうっすい内容の記事を連発したら、あっという間に読者は離れて行く。記事の濃さは薄めずに、毎日更新。



え? それは大変すぎる? これくらいできなくて月間100万PV目指すなんて、ちゃんちゃらおかしい。


はてなブックマークとか気にスンナ


はてブによるアクセス数<ニュースサイトによるアクセス数だから、これはある意味正しい。でも、多くのニュースサイトははてブを情報源としてたりするので、はてブされるのが全く無意味ってこともない。

どちらにせよ、他のサイトから紹介・参照されるのがアクセス多いサイトには欠かせない要素。


ちなみにはてなダイアリーでブログ書いているなら、はてブに取り上げられるとダイアリートップに載ったりしてアクセス数増加効果あり。うちはこの効果で、はてなダイアリー内ではそこそこ知名度あるらしい。


悪口は諸刃の剣


誰かを貶してスッとするのがいい、他人の揉め事を見るのが大好きだ、なんてのは誰しも少なからずもってる部分なので、悪口(誹謗中傷や罵倒の類い)を書けば大いにブログは盛り上がってアクセスは激増する。その悪口が強烈であればあるほどに。そして、悪口は悪口を呼び、どんどんアクセスは膨れ上がる。俗にいう「炎上」って奴もそう。

でも、人に対して悪口を言うのは平気でも、人に悪口を言われるってのはほとんどの人が耐えられなくなる。自分で1悪口を書いたら、それが10にも100にもなって返ってくるのがネットの増幅効果の怖い所。



瞬間的にアクセスが爆発しても、そのままブログが爆発炎上、木っ端みじんになってしまったら意味が無い。


デザインは考えろ


これは「読者のために書け」に通じる部分。自分のブログだもの、自分がカッコいい、美しいと思うデザインにしたい気持ちは分からないでも無いが、誰しもが自分と同じ感性を持ってるなんて思わない方がいい。

大昔によく見かけたチカチカ点滅するGifアニメや、カーソルに何かついてくるギミック、米粒に字書いてるつもりか?ってくらい小さな文字や絵の具箱を間違えて踏んづけたんじゃないか?ってくらいケバケバしい色使いのサイト、これらが最近じゃほとんど見なくなったのは、それなりな理由がある(→他人にはとても見られたもんじゃないから)。


いまだにそういうデザインなサイトがあったりするけど、間違ってもそういうのにあこがれちゃダメ。あと、音がなるブログパーツとかも論外。


他のサイトにリンクを貼れ


自分のサイトの中でループ状にリンク貼ってるとことか、なんなの? 死ぬの?

読者がリンク踏むときは、それが見たい情報への道筋だと思って踏むんだよ。何度も同じところをぐるぐる回らせられるのはエロ系サイトだけで十分。ソーシャルブックマークの登録ボタンとか、コメント、トラックバック表示とか、Web拍手、Webランキング登録ボタンとか、どうせ置くならちゃんと期待通りの機能を果たすのにして。騙されてよくわからんとこに飛ぶとか、自己ループしてるとか、参照記事だと思ったらWebランキングボタンだったとか、ホントありえない。読者をバカにしすぎ。



あと、「関連記事にリンクはれ」でもあったけど、Web上ではリンクがものすごい重要。たくさんアクセス得るには、より多くのサイトからリンクを貼られる必要がある。リンク貼られるためには、まずこっちからリンク貼れ! 何もしないで、相手からリンク貼ってくれるの待つだけなんて、効率悪過ぎ。



おっと、でも宣伝トラバを飛ばしまくれ、って言うんじゃないから誤解しないように。あれは勝手に相手のブログに自分のブログへのリンクを貼る行為だから、他のブログから嫌われまくる。


アクセス数気にすんな


アクセス数見てるだけでアクセス数増えるなら、ずっと見てればいい。そんなわきゃない。

アクセスを呼ぶのは、ブログに書かれた記事。どんだけ多くの読者が読みたいと思う記事をブログに書くかがアクセスを呼ぶ。極端な話、アクセス数なんて全くチェックしなくたって、やることやってりゃアクセスは十分増える。



自分でアクセス数を増やすコツをつかもうと思ったら、それなりにアクセス解析は必要だけれども。


記事は読み直せ


キャラ作りにも通じるけど、読みやすい文章、引き込まれる文章に読者はついてくる。誤字、脱字だらけ、読みにくい、つまらない文章じゃダメ。

ブログをアップする前に、最低限、日本語としてまともになってるかくらいはチェックしても損はない。



文章ってのは、その人それぞれの書き方やスタイルがあるけれど、うまくなりたかったら、それなりな数の本や文章を読んだ方がいい。自分で0からスタイル作り出せる人なんてほんの一握り。だいたいは、人の物まね、パクリなんかから、じわじわと自分のスタイルを作り上げて行くもの。


自分の人気記事紹介しろや


これも重要。ブログはログってつくように、どんどん記事が流れて行くスタイルなので、ほんのちょっと前の記事でもすぐに流れてしまう。まして、毎日更新してたりしたらなおさらのこと。

過去の記事でアクセスが多かったものってのは、それだけ読者に気に入られる要素があった記事なんだから、サイドバーなんかで紹介しておいて、まだその記事を読んでない人に来てもらうのは効果大。


過去の記事にも気を配れ


例えば、連載もの、シリーズものの記事なら、一つ前、一つ後に記事へのリンクを最初と最後に付けるとか、書いた記事に関連している過去記事があったら、最後にそれを関連記事として紹介するとか、自分のブログの中の記事同士のリンクも貼って貼りすぎることはない。

これで記事のアクセス数が数倍くらい違うこともあるから、ホント大事。(ちゃんと次の記事へのリンク貼るだけで、シリーズものを最後まで通して読んでもらえる確率がグンと上がる)


自分を崩すな


あなたのブログを読みにくる人は、どっかのリンクや検索エンジンから流れてくる一見さんと、あなたが書くものを気に入って読んでくれるお得意さんな読者。お得意さんも最初は一見さんから。ブログ記事と読者の出会いなんて一期一会、気に入られるかどうかなんて、毎回毎回の運試しみたいなもの。



たくさん記事を書いてれば、どうしたってブロガー本人の中味が出てしまうもの。小手先だけで、都合のいい記事書いてても、どっかでそれを見破られてしまったりする。

ブログってのは、自分の頭の中をネット上にさらけ出していくようなもの。自分の意思次第でいかようにだって変えられるし、ブログに引きずられるように自分が変わって行くのだってありうる。いわば、自分の分身みたいなもの。

無理に取り繕ったりしてもどこかでほころびが出るし、長続きしないものなので、自分をしっかり持っておくと軸がぶれない。



とまあ、アクセスを稼ぐ秘訣を見てもらった最後に


紹介した増田記事のアクセスを稼ぐ秘訣見出しから、自分の思う所を書いてみましたが、だいたいしばらくブログを続けてれば、こういったアクセスを稼ぐ方法なんてのものは見えてくるものなんです。

アクセスを増やせるかどうかってのは、それを着実に実行に移せるかどうか。



ブログを書くってことは、何もアクセスを稼ぐってことだけじゃありません。自分の書きたいことを書くってのも大事だし、好きにやりたいように作るってのもアリ。ブログの数だけ、ブログの書き方は存在してる。

自分のブログを見たときに、何を目指してブログを書いてるのか?って所に照らし合わせて、アクセスが欲しいんだ!って思うんだったら、紹介した増田記事や上述した内容を心がけてみればいいってことです。



私は、アクセスが多ければそれはそれで嬉しいですけど、自分が書きたいことを書くって方がアクセスを稼ぐってことよりも自分にとっての重要度が高いので、上述したようなアクセス稼ぎの秘訣はあえて実行してないものもいくつもあります。もちろん、実行しようとは思ってるけど、なかなか実行できないのもあります。毎日更新とか。



逆に読者側で言うと、アクセス稼ぎの秘訣としてあげられているような要素ってのは、読者から見て面白い、ためになる、読んで楽しいブログの書き方でもあるんですよね。だから、これらを参考にして、面白いブログが増えるってのは大歓迎だったりします。



続きで「月間数万PVくらいのブログはこんな風に書いているよって所を語ってみた - 北の大地から送る物欲日記」ってのも書いてみました。よければどうぞ。