文章の長さの極意
「長文ブログは嫌われる?ほどよい文章量とは? - かみんぐあうとっ」を読んで。
ブログにおける文章の長さの話。
ほどよい文章量ってのは、存在してるようで実は存在していない幻みたいなものかと。
読む人によって快適に読める文章の長さ(の限界)は違うし、文章で取り上げられている話題への興味によって、同じ量でも長く感じる場合もあれば短く感じることもある。長い文章なのに、つるるっと素麺をすするがごとく自然に読ませてしまうものもあれば、たいしたことの無い長さなのにどうにも読み進まない文章もある。
長文なのに読み疲れしない、読ませてしまう文章ってどんなものなんだろう?
読んでる人を思わず引き込んでしまう巧みなネタや言い回し?
よどみなく筋が通っていて、すっと読める展開?
本当は長い文章なのだけれど、読んだ後にそれを忘れさせるような驚きの展開や結末?
そば打ちの名人の話で「その日の天候や温度、湿度によって、そばを作る時の水の量を変えるんですよ」ってのを聞いたことがある人は多いだろう。文章ってのもそばと同じで「そのときの話題や読ませたい相手、書く場所によって文章の長さを変えるんですよ」のが言えるのかもしれない。
そば打ちの名人がその技を習得したのは、長年の経験によるところが大きいだろうから、文章も同じ様にひたすら書いて書いて書きまくってるうちに、自然と絶妙な文章の長さというものを会得できるようになるのかもしれない。