任天堂カンファレンス2008秋にて、「ニンテンドーDSi」が発表に


ゲーマガblog: 【実況】任天堂カンファレンス2008秋」より


今日は「任天堂カンファレンス2008秋」ってのが開かれてて、そこでDSの新機種などいろいろ発表された模様。上記リンク先ページで、その内容の実況が紹介されています。


ニンテンドーDSi



ちょっと前から噂されていたカメラ付きの新機種が正式発表になりました。

名前は「ニンテンドーDSi」で特徴は以下のとおり。

  • 本体は薄く(12%、2.6mm:21.5mm→18.9mmへ)、軽くなり(4g:約218g→約214g)、画面は大きく(3インチ→3.25インチ)。
  • 内側(中央ヒンジ部分)、外側と二つのカメラを内蔵(30万画素)。
  • GBAスロット廃止。
  • ニンテンドーDSi専用ソフトも出る。
  • SDメモリーカードスロット内蔵。
  • 電源を入れればすぐに使えるDSiメニュー(以下のアプリ+ピクトチャット
  • DSiカメラ:内蔵デジカメを使ったさまざまな機能。似てる度を見たり、顔を合成したり、フレームをつけたり、画像をいじったり。DSi同士なら写真の交換も可能で、SDメモリーカードに保存して携帯やPCでの閲覧も可。
  • DSiサウンド:ただ音楽を聴くだけじゃなく、再生速度や音程を変えたり、ボーカルを消したり、演奏に合わせて音を鳴らしたり、録音した音を重ねたりと音楽で遊べるプレーヤー。再生できる音楽ファイルはAACフォーマット。
  • DSiショップニンテンドーDSiウェア(無料、有料あり:0、200、500、800ポイント)をダウンロードできる。DSiブラウザー(無料)、うごくメモ帳(無料)など。
  • Wiiポイントニンテンドーポイントに改名。
  • 2010年3月までに、1度でもニンテンドーDSiショップ?につなげば1000ポイントプレゼント。
  • カラーはホワイトとつや消しブラックの二種類。
  • 2008.11.1発売予定 18,900円(税込)。

すでに公式サイトに専用ページがオープンしています。
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsi.html

ニンテンドーDSiリリースはこちら。
ニュースリリース:2008年10月2日


ニンテンドーDSiのiが何のiかは分からないのですが、DSiウェアの価格帯とかカメラを付けてきたところを見てると、PSPよりもiPhoneを意識してるのかな?って感じ。

カメラが内側、外側と二つついていて、30万画素ってのは、いかにも任天堂らしいポイント。これ、ソニーなら200万画素とかにするんだろうけど、そこをDSi上での遊びのためにはっきり割り切って、必要十分な30万画素を選択する辺りが任天堂です。ただ写真を撮影するだけじゃなくて、それでいろいろと遊べるソフトを標準搭載してるのも大きい。

また、DSiサウンドという音楽プレーヤーソフトも、単なるプレーヤーじゃなくて、むしろ音楽をいじって遊べるようにするためのソフトが内蔵されてて、DSiで音楽を聴く意味をちゃんと作ってます。


また、DSiショップWiiチャンネルのように新しいソフトをダウンロードしていけるというのは、iPhoneのAppStoreに通じるところがあります。この新規ソフトのリリースが任天堂だけなのか、外部にも開放するのかは今後の発表に期待。

またDSステーションnintendo zoneとなって、新しいサービス展開が始まるそうな。DSiだとnintendo zoneビューワーというソフトを使って、設定無しでアクセス可能になるとか。


Wiiに関する発表


ニンテンドーDSiだけじゃなくて、Wiiに関する発表もあったようです。

  • ドラクエIXは2009年3月発売予定。
  • WiiとDSが連動したソフトとして、FFCCファイナルファンタジークリスタルクロニクル)が2009年1月29日に発売予定。
  • Wiiのヘビーユーザーが悩んでいる本体保存メモリの不足への対応として、SDメモリーカードWiiソフトを直接DL可能に。また、SDメモリカード上のWiiソフトを簡単に本体メモリにコピー。2009年春(え?遅くない?w)に対応予定。
  • Wiiのインターネット接続率を上げるために、3分半のデモムービー「Wiiでできること」をインストールした本体モデルを出荷。
  • Wiiネット接続できる人ができない人を手助けして500ポイントが両方もらえるキャンペーンをスタート。どっかでこういうキャンペーンを見たような?
  • Wii版「どうぶつの森」はDS版のデータを移行したり、Miiも利用可能。Miiを使えるのは面白そうだけど、夜中とかしかプレイできない人がはまってしまうとかは変更されてるんだろうか?(DS版ではまった、店が空いていなくてまともにプレイできない!)
  • Wiiスピーク発売。レシーバー部分にそれをつなぐことで、声でコミュニケーションが可能。Wiiスピーク同梱版が7800円、11/20発売。これを使ってボイスチャットとかできるようになるんだろうか? モンスターハンター3とかで採用されないかな。
  • Wii Sports Resortとモーションセンサーも発売。どんどん周辺機器増えるけど、大丈夫なんだろうか?

他には、いろんな新作ソフトの紹介など。


日本国内では一番勢いがある据え置きゲーム機と言えばWiiなんですが、新しいユーザー層を開拓したのはいいものの、相変わらず任天堂以外のソフトメーカーは盛り上がりにかけて(今後はいろんなタイトルが予定されていますが)、ちょっと中だるみ状態なのかなあ、と感じてます。ここしばらく、Wii関連で盛り上がった話題って無かったし。

あと、Wiiの最大の特徴ともいえるあのモーションコントローラーのせいか、かつてのハードより周辺機器がリリースされる数が多いのもちょっと気になるところ。確かに新しい周辺機器が出れば、遊びの可能性も広がりはするのですが、ゲーム機の周辺機器ってたいていの場合、専用ソフトが数本でて終了なんですよね。あまりたくさんそういう周辺機器が出てしまうと、ユーザーの方がしらけてしまいかねません。一つの周辺機器をもうちょっと盛り上げて行く方向の方がいいような・・・。



Xbox360が巻き返して来てたり、PS3もいろいろ新機能をリリースしてきたりと、それぞれのゲームメーカーは、なんとか他社と自社ゲーム機を差別化しようと必死になってます。やっぱり、一社独占状態よりも、競争があった方が盛り上がるなあ。