ネットの海は泳いでなんぼ


ネットの海は広大すぎて」を読んで。

ネット上のコンテンツは玉石混交で、それから玉を見分けるツールを使ってるつもりだ。それなのにネットはこんなにもつまらない。
所詮システマティックに判定された玉は、みんな同じような顔ぶれをしている。そんな風に思うのは僕だけか。

ネットの海は広大すぎて

玉か石かを見分けるアルゴリズム(たいていはユーザーの評価を元にしているけれど)で判定された玉を見てるんだから、そりゃ同じ様な顔ぶれのコンテンツに感じてしまうのも無理は無い。同じ様なユーザーが評価してるんだから。それがシステムとして正常な稼働状態なんだしね。



ネット上の玉を見分けるツールなんてのは、それが自分にとって極上のコンテンツを運んで来てくれるなんて代物じゃなくて、自分が楽しい!これはいい!と思えるコンテンツを探す上での、最初のふるいみたいなもんだと。そういうツールが提供してくれるコンテンツの山の中にいくつかちらほらと自分が好きそうなコンテンツが見え隠れしてるって感じ。


漫然とネットしている状態と、テレビをつけっぱなしにしている状態って、案外変わらないんじゃないかなと思うことがある。

http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20081230174409

このブクマコメントがいいとこついてると思うけど、いくら玉を見分けるツールを使ってネットを見てても、受身で流れてくるコンテンツをぼーっと眺めてるだけだと、それに飽きてしまうのだと。同じ様な顔ぶれのコンテンツ、それがいくら素晴らしいコンテンツだったとしても、毎日ごちそうを食べてれば飽きるってのと同じか。



受身なだけでなく自分からも何かを発信してみるとか。


ネットをただコンテンツを受け取るツールとして使うんじゃなくて、他のネット以外の現実にある何かを行うのための情報種集ツールとして使うとか。



見ててつまらないと思うのならば、そこに溺れてるんじゃなくて、何か他のことを始めてみたら?