仕事も住む場所も固定しない人々の生き方

佐々木俊尚が5人の若者に聞く『21世紀の生き方』第1回「ノマド、シェア、そして家もいらないーー私たちはこんな生活をしています」   | 佐々木俊尚「ブレイクスルーな人たち」 | 現代ビジネス [講談社]」を読んで。

働く場所、仕事の種類やスタイル、そして住む場所まで、今までの固定概念からは考えられないやり方で生きてる人達が東京などで次第に現れて来てるというのはネットの話題で見かけるようになりましたが、そういう人々が集まっての対談記事。



なんかもう、各参加者の自己紹介だけでへー、ほー、とお腹いっぱいになるくらい、いろんな場所に囚われない仕事の仕方や自由に移り住む生き方が出てきますが、こういう生き方ができるようになったのも、ネットを通じて広く活動できるようになったことや、自分の行動をもって自己表現することでそれを仕事へと結びつけられるようになったってのが土壌にありそうです。



ネットとPCがあれば作業ができることを仕事とすれば、確かに仕事場所に囚われないし、住む場所も一カ所に留まり続ける必要性もありません。それこそ、日本中を旅しながら仕事をして回ってもいいくらい。



世の中の仕事全てがこういうスタイルへと変化していくことは無いと思いますが、それでもこういう場所に囚われない作業が中心な新しい仕事は、仕事環境だけでなく住む場所にも囚われないような新しい生き方をする人々が出てくる下地となって、新しい生き方のスタイルへと繋がって行きそう。



地元に拘ると仕事が無くて大変な地方も、こういう場所に囚われない仕事を生業とできれば、活動拠点としてはありなのかもしれません。



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佐々木 俊尚
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