白老町の海沿いに佇む「かに太郎」で「かにめし」を食べる

今日は白老マザーズに畑の肥料用として鶏糞を買いに行ってきたんですが、その帰りに前から行ってみたかったけどなかなかタイミング合わなかった「かに太郎」に行って来ました。「かにめし」食べに。



「かに太郎」の場所は白老町の36号線沿い海側、登別市側からだと白老町に入って数分ってところ。


王冠型?な建物に「かに料理」の文字。この辺は昔営業してたけど、今はもう営業停止して空き屋になってる店舗がたくさんあって、「かに太郎」も外観上はそんなもう使われていない店舗っぽい感じなんだけども、どっこい営業してるという、やってるって知ってる人しか入らなさそうな店。


店舗自体は昔から見かけて知ってたけど、営業してるって知ったのは数年前くらい。ネットで行ったことある人の話を見て知りました。ひっそりと営業してて、今のメニューは500円の「かにめし」だけ、その日の分が出たらおしまいなので、結構行っても入れないことがある、という話。



雨が降りしきる中、「本当にやってるの?」「大丈夫なのか??」と怪しむ家族に偵察に出された私が店に入ると厨房には調理するご主人と奥さんの二人に先客二名が。


ご主人と奥さんに「4人だけど大丈夫ですか?」と聞くと、今日の営業分ぎりぎりだったのかちょっと思案した後に「大丈夫ですよ」と返事を頂いて、店に入りました。




昔なつかしドライブインの時代を彷彿させる店内、中央が厨房でメニューがありますが、今は「かにめし」しかやってないそうで、特にメニュー注文もなし。この辺はいくつかのブログ記事で見てた通り。


そんな話を知らない両親は、お茶をテーブルに置いていったご主人がそのまま厨房に戻ったのを見て「注文しなくていいのか?」と聞いてきたけど、「「かにめし」一択なんです。4人だから4人分なんです。きっとお茶が注文承りましたの合図なんです。」というのをアイコンタクトで伝えましたが、通じませんでした。そりゃ、そうか。



しばらく待つと、「先に漬物と味噌汁からね」と皿いっぱいの飯寿しとじゃがいも団子の味噌汁。そしてやってきたかにめしは「男性はこっち、女性はこっち」と渡してくれるご主人に「え?かにめしって男女別なの??」とか思ってたら、厨房から奥さんが「男性はご飯大盛りにしておいたから」とのこと。ああ、なるほどね。


写真では分かりにくいけど、甘く煮付けたたけのことしいたけ、錦糸卵、紅しょうがの下には、ほぐした毛蟹の身が結構びっしり乗ってます。かにめしって言うと、結構蟹をしっかり味付けしちゃってる感じな店が多いですが、ここのは蟹を茹でてほぐしたのにサッと薄味をつけたくらいの感じで、シンプルに蟹の味が味わえる味付けでとても美味しくいただきました。


付け合せの鮭の飯寿しに、じゃがいも団子の味噌汁、これで500円って安すぎな感じです。ただ、それほどたくさんの客を取ってる店でもないので、入れないことも結構ある、という話は本当のようで、私たちの後の客は今日はもうおしまいってことで断られてました。今日、食べられたのもいいタイミングだったようです。



帰り際にご主人と奥様に挨拶してちょっと話してたら、「いやー、ここはやってないようにやってる店なんだわ」と。なんという幻の店w 



今日は前々から行ってみたかった美味しい「かにめし」を食べられて満足! ごちそうさまでした。