iPod nanoレビュー&買おうと思ってる人へ


iPod nanoを買って、いろいろといじってみました。その感想と、これから買おうと思ってる人へのアドバイスをまとめてみました。

小さくて、そして薄い本体

さんざんあちこちのサイトやらブログやらで取り上げられてるし、店に行けば展示品もあるだろうからすでに見た人も多いだろうけど、小さくて、そして薄い。面積は小さくないが、とにかくその薄さには驚かされる。


もちろんiPod nanoより小さなフラッシュメモリプレーヤーもたくさん存在するけど、小さければいいか?って言うと、あまりに小さすぎると逆に操作しにくかったり。

shuffle以外の他のiPodと同様にクリックホイールがついてることを考えると、快適に操作できるサイズはこれくらいまでで、これ以上小さくなると逆に操作しにくくなっちゃうよなって絶妙なところ。このクリックホイールがやっぱりiPodiPodらしいとこだよなぁ。


カラーはシリーズ一新ってことで、白・黒の2色にすぱっとまとめ、その代わりに5色のケース(チューブ)を出してくるというにくい演出。ケースの発売は一ヶ月後ですけどね。ストラップ付きヘッドフォンも気になるなぁ。

http://www.apple.com/jp/ipodnano/accessories.html


ついに全機種カラー液晶になったiPod

そして、無印iPodがカラー液晶のみになったのに続き、iPod nanoもカラー液晶に。iPod miniと比べると、液晶は1.6インチから1.5インチへと若干小さくなったものの、解像度はmini(138x110pix)からnano(176x132pix)とアップしていて、ずっと見やすくなっている。

iTunes上で曲に付けられるアートワーク(iTMSで購入した曲には必ずついている)と呼ばれるジャケット画像を画面で見ることができる。これ、別に見られるからってどうってことはないんだけど、カラーになって楽しい部分だったので、nanoでも見られるのはグッド。


将来的にはアートワーク一覧から曲を選んで再生なんて機能も実現されるんじゃないかと、、、いや、ぜひして欲しいところ。

フォト機能も採用

最初にカラー液晶がついたiPod photo、わざわざ写真をiPodで見ることはないだろうとか言われてあまりヒットはしなかったけど、アップルはそのフォト機能を他のiPodにカラー液晶を搭載するときにいっしょに導入してしまいました。photoって新しい機種だとどうかと思う人でも、普通のiPodでも写真見れるんだよって言われると嬉しいらしい(笑)

そして今回のnanoももちろん写真を見ることができます。お気に入りの写真を入れて持ち運んでみるのも楽しいし、音楽を聴きながら写真のスライドショーを楽しむこともできます。


携帯やデジカメで撮り貯めた写真の中のお気に入りのをまとめてnanoに入れてみるとか良さげ。iPod nanoの小さな画面再生用に変換して転送されるので、容量も余り喰いません。うちのiPod nanoに試しに写真を転送してみたところ、509枚で25MBくらい。一枚50KBくらいかな。

クリックホイールでビ、ビビビビッと高速にブラウズできるの、結構快感です。携帯で撮った画像がたまりすぎて手軽に見れなくて困るなんて人はiPod nanoに移して見ると幸せになれるかも。

iPod nanoは無印iPodの小型低容量版

Shuffleがランダムプレイ専用だったのに対して、iPod nanoは無印iPodのまんま小型低容量版です。無印でできることはiPod nanoでも全てできる。


iPod nanoで初めてiPodシリーズを購入したって人が結構いるみたいで、MDとかのイメージで使おうとしてはまってる人をちらほら見かけます。


PC上のiTunesで自分の音楽ライブラリを作成し、それを外へ持ち出せるのがiPod。無印iPodなら容量が大きいので、全てのライブラリを持ち運べるでしょうし、miniやnanoならその容量に見合う分の曲を持ち運べるわけです。

iTunesiPodへの曲の転送のためだけにある」、って勘違いしてる人が結構いて、「iPodに曲を転送した後にiTunesのライブラリを消去したらiPodの曲も全部消えちゃうよ!」とか言ってる人がいたり。使い方間違ってるから、それ。


iPodシリーズの基本の使い方は、iTunes上のライブラリとiPodの中のライブラリを接続するたびに自動で一致させる方法(同期)で、これだと常にiTunes上とiPod内と同じ状態になるので、いちいち転送とか考えなくてよく手軽です。

iPod nanoのように容量が小さくてiTunes上のライブラリを全部転送できなかったりする場合には、iTunesが自動でiPod nanoの容量に収まるプレイリストを作成し、そのプレイリストの曲を自動転送してくれます。


上の「iPodに曲を転送した後にiTunesのライブラリを消去したらiPodの曲も全部消えちゃうよ!」とか言うように、自分で入れる曲を管理したい場合はiTunesiPod nanoを接続した状態でiPod nanoを選択して右クリック>iPodオプション>ミュージックタブの「曲とプレイリストを手動で管理」を選べば、同期せずに自分で手動でドラッグ&ドロップで移した曲だけ転送されるようになるので、勝手にiPod内の曲が消えるなんてこともないです。


iPodiTunesを外でも使えるようにするプレーヤーなんです。iPodがメインじゃなくて、iTunesがメインね。

手持ちのCDを取り込んだり、iTMSから曲を購入したりして、自分の好きな曲を集めた自分の音楽ライブラリをiTunesでPC上に構築し、マイレートで曲の評価付けや、ジャケット画像を探してアートワークに設定、お気に入りの曲をセレクトしてプレイリストを作成したりとiTunes上のライブラリを充実させて、それをiPodで手軽に外に持ち出すって使い方が一番幸せになれる方法。


まとめ

いや、いろいろいじってみたけど、すごいわコレ。

iPod4台目だけど、これからiPodを初めて買うってな人はよほどなことがない限りコレでいいじゃないかと。


iPodiTunesのライブラリを全て持ち運ぶってな思想から言うなら、大容量の無印iPod(HDD搭載の大きなやつね)がイイんだけども、iPod nanoの小ささ、手軽さは携帯ミュージックプレーヤーとしてみたら捨てがたい。HDDじゃなくてフラッシュメモリになったおかげで、音飛びがなくなったって利点もあるし。


まずはiPod nanoiPodシリーズを使ってみてよ!ってとこかな。