はてなアイデアについてあれこれ考える


http://i.hatena.ne.jp/


はてなを利用していて、「ここ、不具合なんじゃないの?」「ここがもっとこうなってればなぁ」「こんなサービス作って欲しい!」なんて時にはてな側に自分の意見を伝えるためのはてなアイデア


各ユーザーは1000ポイントのはてなアイデアポイントを最初にもらえ、それを使ってうまく各アイデアに投資を行うという、予測市場のシステムではてなアイデアは動いています。

ユーザー側からしてみたら、「あまりにアイデアがたくさんありすぎて、何がなにやら」とか「実装して欲しいこと、直して欲しい不具合がたくさんあるのになかなか実現されない!」なんて思ってる人も多そうですが、自分の提案がサービス提供側に伝わるしくみが存在してるだけでもすごいと思いますよ。

はてなアイデアミーティングで自分の投稿したはてなアイデアが採用されると、なんか妙な嬉しさがあります(笑)なんだろう、雑誌の投稿欄やラジオにリクエストするようなものですか? しかも、それで自分が利用してるサービスが改善、新機能追加と進化していくのですから、こんなに面白いものはないと。


そろそろ開始から半年経って、そろそろまた何かの変化が入るのかなぁ?と思われる時期が近づいてきていると思われるはてなアイデア、現状での問題点と解決策について考えてみました。


予測市場による参入の難しさ


はてなアイデアの大きな特徴である、「予測市場を構築し、そこからアイデアを吸い上げるというしくみ」(実際に予測市場たりえているのか、という議論はおいておきます)ですが、これのせいで「はてなアイデアは難しそうだから手を出せない」って人がたくさんいるような気がします。

もちろん、この予測市場制にしてることによるメリットもあるのですが、ユーザーからの意見を吸い上げるしくみとして、本来ならより多くのユーザーの参加が望ましいはずなのに、現状そうはなっていません。

他にも、実際にはてなアイデアに積極的に参加している人でも、はてなアイデアポイントが切れてしまうと何もできなくなってしまいます。コメントやはてなダイアリーでの言及はできますが、そこはそれほど重要視されていないですし。


この二つを解決する意味で、株価による指標以外に単純にそのアイデアを支持します!というしくみがあったらいいんじゃないでしょうか。例えば、0ポイント買いできるようにして、株価とは別に購入者数という指標を見られるようにすれば、そのアイデアを支持している人の数が分かるんじゃないかと思います。って、購入者数は現在でも分かるのか(笑)

これなら、いままで面倒そうだから参加しなかったユーザー達もある程度は参加してくれるでしょうし、はてなアイデアポイントが切れても意思表示はできるということになります。

idea:7072 はてなアイデア


これなら手間はあまりかからずに、ユーザー参加の間口もポイントがなくなった人の救済にもなるし、今の予測市場のシステムと大きく反発することもないしで、いいんじゃないかと。


不具合と要望とが混ざっていることに関する違和感


はてなアイデアにははてなのサービス全般に関するさまざまなアイデアがあげられていますが、不具合と要望をいっしょにするメリットってあるのかな?という気がします。

不具合を修正するのも人的リソースを使う作業工程なので要望と同じにする、という考えも分かるのですが、不具合と要望を採用するバランスが今のシステムだと不明瞭で分かりにくく、せっかく不具合を報告してるのになかなか直されないという不満もちらほら目にします。


あ、でもタグが実装されたから、その辺はタグクラウドをみればどういう要望が多いか分かるんですね。


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うーむ、パッと見「不具合」「UI改善」「塩漬けアイデア(検討中にはなったが、そのまま)」が多いですね。この辺の改善が現在望まれている早急なタスクでしょうか。