釣りに自作自演に、ネットはある意味騙しあい


void GraphicWizardsLair( void ); // 人力検索とかYahoo質問箱みたいなユーザー解答型サービスで自作自演すれば、自分の意見を常識として主張できるのか」を読んで。

この件で面白いのは、ナレッジマーケット(この手のユーザー解答型サービス)で、自作自演して「ほら、私の他にも同意する人居るでしょ」という使い方が出来るという事か。

炎上最中のブログエントリのコメント欄でよく見られるやたらと同じような意見を書く名無しコメンターも同じような使い方ですね。

自作自演で、あたかも自分の意見と同じ人がたくさんいるように見せかけるテクニック。いや、これをテクニックって呼ぶのはアレか。


もっと広く見れば、はてブみたいなソーシャルブックマークで、複数のアカウントを取得してひたすらセルフブックマークであたかも人気のある記事やサイトに見せかけるのとかも、同様。



たまたま今回の件(mixi読み逃げ話)はかなり話題となって、そのために釣りと気づいていた人たちが思わず突っ込まずにはいられない状態になり、釣りじゃないの?という検証がいくつも上がって、確定とは言えないまでも限りなく釣りっぽいということになった。


でも、これがそこまで多くの人に注目される記事でなく、ごく一部の人しか見ないような記事だったら。それ釣りなんじゃないの?自作自演じゃないの?と気づく人が誰もいないなんてことも普通にありそうで。

それを読んだ人々が誰も気づかずにずっと騙され続けるってのもあるのかもしれない。


いや、すでにたくさんそういう例があってもおかしくはない。


常に疑いの目で全てを見るってのはさすがに疲れてしまいそうだけれども、ネット上には釣ってやろうとか、自作自演で自分の意見を広めてやろう、と思っている人々がいるんだってことを知っておくのは大事。