iPodを買う前に知っておいた方がいいこと
9月5日に新しいラインナップが発表となり、シリーズが一新したiPodですが、これからiPodを買おうと考えてる人がiPodを買う前に知っておいた方がいいことをまとめてみました。
iPodってどんな機種があって、それぞれ何ができるの?
iPodは携帯ミュージックプレーヤーなのですが、機種によっては音楽を聴くだけではなくて他の用途に使うこともできます。
iPod shuffleはクリップ状をしたもっとも小型なiPodで、1GBの容量で約240曲を持ち運ぶことができます。液晶はなし。
9,800円で、カラーはシルバー、ブルー、グリーン、ブラック、レッドの全5色。ただし、レッドだけはアップルストア専売で「製品の購入代金の一部は、アップルを通じて、アフリカでのHIV/AIDS撲滅のための世界基金に寄付」されます。
iPod nanoは小型ながらもビデオ再生にも対応した持ち運びしやすいスタイルなiPodで、容量は4GBと8GB。液晶は2インチ、320x240ピクセル。
値段は4GBが17,800円、8GBが23,800円で、カラーは4GBがシルバーのみ、8GBがシルバー、ブルー、グリーン、ブラック、レッドの全5色。ただし、iPod shuffle同様にレッドはアップルストア専売のチャリティ商品となっています。
iPod classicは前世代のiPod with videoの容量アップ版で、30GBと80GBだったのが80GBと160GBになり、バッテリの持ちも向上しています。
値段は80GBが29,800円、160GBが42,800円で、カラーはシルバー、ブラックの2色。
iPod touchはiPhoneのスタイルを取り入れた新しいiPodで、より大型な液晶でマルチタッチインタフェースとなっています。Wi-fi機能内蔵で、ウェブブラウズやYoutubeビデオ、そしてWi-fi Music Storeから音楽を購入することもできます。
値段は8GBが36,800円、16GBが48,800円。
iPodを買う前に知っておいた方がいいこと。
iPodを使うには、iTunesというソフトをPCに用意する必要があります。iTunesというのは、PC上で音楽ライブラリを管理するソフトで、CDから曲を取り込んだり、iTunes Storeから音楽を購入したりできます。
まずは、PC上にiTunesをインストールして音楽ライブラリを作り、それをiPodに移すという形で使うことになります。だから、PCはiPodを使うためには必須です。
漫画喫茶のPCや友人のPCで使えないか?という質問をよく見かけますが、100%無理ではないものの、ものすごい面倒な思いをすることになってしまうのでオススメできません。まずはPCを購入しましょう。
これからiPodを購入しようと思っている人は、まずPCでiTunesを使ってみるのがいいでしょう。iTunesはフリーなので無料でダウンロードして使うことが出来ます。
http://www.apple.com/jp/itunes/download/
iPodはiTunesの音楽ライブラリを持ち運ぶ、というコンセプトで作られている携帯ミュージックプレーヤー。PCにはいろんな音楽管理ソフトがありますが、iTunesはそれらの中でも非常に簡単に使えるソフトです。
音楽の入手法
iPodに入れる音楽を用意する方法はいくつかあって、大きく分けるとCDを取り込む方法か、iTtunes Storeから音楽を購入するか、のふたつがあります。
CDを取り込むのは非常に簡単で、PCに音楽CDを入れiTunesで認識されたら、右下にある「インポート」ボタンを押すだけ。アルバム名やアーティスト名、曲名などは、CDDBというネット上にあるCD情報ライブラリから自動で引っ張ってきてくれるので、ただ「インポート」ボタンを押すだけで曲名などの情報がきちんとついた状態でiTunesに取り込まれます。時間は、いまどきなマシンだとCD1枚数分、といったところでしょうか。
この方法で音楽を取り込むと、アートワークと呼ばれているアルバムジャケット映像は入手できないので、それは自分で取ってくる必要があります。Amazonとか公式サイトなどから、アルバムジャケット画像をコピーしてきて、アートワークにそれを貼り付ければオッケー。iTunes Storeにその曲がある場合には、iTunesの「詳細>アルバムアートワークを入手」を実行することでアートワークを自動で入手できる場合もあります。
iTunesをインストールして、そのPCがネットに繋がっていればiTunes Storeを見ることができ、500万曲を超える楽曲が1曲150円、200円、270円で購入することができます。iTunes Storeで購入した曲には全てアートワークがついています。
邦楽に関しては、ソニーミュージックなどが曲を提供していないこともあって、あまりラインナップが揃っていませんが、それでもじわじわと楽曲数は増えつつあるので、自分の好きな楽曲があるか検索してみるといいかも。(ただ、iTunes Storeの検索はちょっと出来が悪いので、曲名、アーティスト名などをいろいろ試してみる必要アリ)
他にも、すでにPCに音楽を取り込んだファイルを持っている人は、それをiTunesに取り込むことも可能です。
ビデオの入手法
今回のiPodシリーズでは、iPod shuffle以外でビデオを楽しむことができるようになっています。ビデオの入手先ですが、iTunes Storeで購入するというのが基本ですが、それ以外でもビデオを用意することができます。
最近増えた動画共有サイトの中には、iPodで再生できる形式の動画をダウンロードできるようになっている所もありますし(例えばhttp://www.guba.com/とか)、そうでなくても、動画を落としてきてiPodで再生できるように変換してあげることで、iPodで見ることが可能になります。Youtubeとかニコニコ動画にある動画もそうやって取り込むことができます。
また、DVDを取り込んでiPodで見ることもできます。
これらの詳しい変換法は書き出すとものすごい分量になってしまうので、googleなどで検索して調べてみてください。
動画を変換するときのサイズは、iPod nano、iPod classicでの再生なら320x240、iPod touchなら480x320が液晶のサイズとぴったりマッチするサイズになります。
また、iPodをTVに繋いで映像を出力することもできるので、そういう用途に使うなら640x480のサイズで動画を用意してもいいかもしれません。その分容量が増えてしまうのが難点ですが。
購入すべきアクセサリー
iPodシリーズの魅力のひとつとして、アクセサリーや周辺機器が大量にあることが上げられます。
今回、新しいシリーズになって、カバーなどはサイズが変わったので新しいのが出るのを待たなければなりませんが、スピーカーなどの外部周辺機器はコネクタの規格がそのままなので、ほとんどそのまま使用可な気がします。
アップルストアを見れば、対応してる商品が分かりますし、それぞれの商品のサイトでも対応状況は告知してくれると思うので、見てみるといいでしょう。
iPod nano、iPod classicの画面は今までの機種と変わっていないように見えるので、表面がプラスチックで傷が付きやすいかもしれません。液晶保護カバーは購入時にセットで買うのがオススメ。専用のが無くても、自分で適当なサイズにカットできるものなども売っています。
液晶画面に傷がつくと、液晶が非常に見づらくなってしまうので液晶保護カバーはあったほうがいいです。
ケースはそれぞれお好みで。まだ新シリーズ対応のケースは少ないかもしれませんが、すぐにいろんなのが出てくると思います。
音質にこだわる人は、イヤホンを購入してみるのもいいかも。2000円以下くらいのイヤホンでも、かなり音が変わります。店頭で視聴できるコーナーがある店に行って、いろいろ聴き比べてみるといいでしょう。
iPod用のスピーカー(iPodをがしっと装着して音楽再生できるもの)も結構便利です。出先から帰ってきて、そのままiPodをスピーカーにセットすると、今聴いていた曲の続きがそのまま聞けるってのはなかなか快適です。ほとんどのスピーカーではそのまま充電になるのも便利。
iPodを買う前に知っておいた方がいいこと、簡単にまとめてみました。購入を考えてる人の参考になれば幸いです。