人生を豊かにしてくれる読書という経験


本を読まなきゃ!と思った人が知っておくべき4つの最強読書術まとめ | MINERA ! みねら」を読んで。


4つのはずなのに、3つしか書かれていない! さては本当に最強な読書術は隠したな! とかいうくだらないツッコミはおいておいて、本を読むことに関する話。


なぜ本を読むのか?


なぜ本を読むのか、という問いに対する原点は「読むのが楽しいから」なんだと思うんです。それは、子供の頃に遡っていきつく答えがそこだから。本を通してさまざまな物語を見たり、知識を吸収したり、そんなのが楽しくて、図書館の本棚を、家にある本棚の本を端から順に片っ端から読んだ記憶があります。



「読むのが楽しいから」という読み方、これはもう本好きな人ならずっと続けていけば良い趣味とも言える行動なのですが、一方で学生や大人になると、勉強のために本を読む必要も出てきます。そういう時には、効率よく読む方法などを参考にすると本を読む目的であった何かについての勉強が捗ります。


一つの分野に関して学びたいときの読み方

1. 必要になったときに同じ分野の本を大量に読む

http://mineiyuki.com/improver/1294/

同じ分野の本を大量に読むのが何故良いかというと、ある分野において大事なこと、重要なことと言うのがあるとき、どの本もそこを抜いて書く訳にはいきません。なので、同じ分野の本を読んだときに何度も出てくることというのが、必然的にその分野における重要個所ということになります。

同じ分野の本を何冊も読むことで、それが見えてきます。



また、最初はなかなか理解できなかった事柄も、同じ分野の本を何冊も読む事で、違う表現で説明されているのを見ているうちにだんだんと理解できるようになったりする、という効果もあります。


興味があることに関して好きな本を読む

2. 好きな本を読みやすいものから好きなだけ読む

http://mineiyuki.com/improver/1294/

最初の述べた「何故本を読むのか?」という問いに対する答えの「読むのが楽しいから」にも通じますが、読んでいて楽しい本、読みたくてつい手に取ってしまう本ってのは頭にすらすら入ってくるし、そこで得たものが何かとなって自分に残ることも多いです。



だから、何かの勉強をするために本を読むときでも、本屋で同じ分野の本が並んでいるコーナーで中をぺらぺらとめくってさらっと読み比べてみて、自分のフィーリングで読みたいなと思える本から読んでいくのが吸収への近道でもあります。


本の読み方を考えてみる


趣味で本を読む場合や、始めて読む分野の本の場合には、じっくり読むスタイルになるでしょうし、同じ分野の本を大量に読む場合や効率よく知識を習得したい場合などは、目次・見出しなどをざっくりと流し読みしつつ、必要な部分だけ重点的に読んで、後は流すという読み方もあります。



そして、一度読んでおしまいじゃなくて、重要な部分は抽出してメモにするなどして自分へ取り込むという「レバレッジ・リーディング」的な読み方、いや、これは読み方+自分への取り込み方になりますが、勉強という場合には重要です。

これは、自分への知識の取り込みですが、更にその後に得た知識を実践するという所まで続けていければ本で書かれていたことを自分の力にできた、と言えるでしょう。



また、多く本を読んでいると、本を読む事で頭の中が活性化されて、読みながらいろんな事に気づくこともあります。「セレンディピティ」とも言えるこういう現象は、本を読んで得られたボーナスみたいなもので、是非ともメモっておいて積極的にアウトプットに生かすと面白いです。それを読んだ他人が。


4つめの読書術 本を読む環境を作る


元参照記事では読書のためになることがいろいろと説明されていましたが、4つ目が無かったので最後にひとつ付け足し。



本を読むってのは案外環境に左右されるもので、人それぞれで本を読むのに適した環境があります。



「人がたくさんいるような喫茶店」「電車での移動時」「自分の部屋なり書斎なりで落ち着いて」「寝床で横になって」「ゆったりと椅子でリクライニングしながら」「机に向かってメモやマーカーなどでチェックしながら」などなど。

ホント、人それぞれ本に集中できる環境って異なります。自分が自然に本に夢中になれる読む環境ってのを探して見る、本を読むのに集中出来て邪魔されない時間を作ってみる、というのは本を読もうって時には案外大事なこと。



私も昔は通勤時の電車移動時に本を読むってのが自分にとっての集中できる読書環境で、一日1〜2時間程度集中しながら本を読む事でかなり読書が捗りました。今では電車通勤ではないので、本を読む別の環境を作り出すのがちょっと大変です。


本で広がっていく人生


本を読むことで、自分の世界を広げたり、知識を貯えたり、スキルを磨いたりと、自分一人で生きて行くだけでは得られないものがたくさん得られます。これからの時代は、電子書籍の登場によって、今までの紙の本だけではないさまざまな新しい形の本も登場してくることでしょう。


面白い本に出会える楽しさ、自分の人生を変えてくれるような本との出会い、そしてこれからは本を読むだけじゃなくて自分で書くという道も増えてくる時代はもうすぐそこまで来てるかもしれません。