人との繋がりが広がった分、見える死の数も増えていく

会いたい人には会えるうちに会っておこう。もう時間はそんなにない。 - phoque's word」を読んで。


ネットを通じて人間関係を広められる時代がやってきて、現実の世界で触れ合う人達だけを人間関係としてた時代に比べると、より広い範囲で知り合いを増やすことができるようになりました。

そして、SNSというコミュニケーションを持続させるサービスの登場によって、より広い範囲の人と関係を維持し続けることができるようにも。



でも、ネットを通じて関係性を維持することができるようになっても、相手と交流できるのは互いが生きてる間だけなんですよね。



人生、そろそろ40年に近づいてくると、過去の人生における知人達の中で風の便りで亡くなったらしい、と聞く人も何人もいますし、より幅広く多くの人と交流してるネットでやりとりしてた人達の中でもあの人が亡くなったらしい、というのを伝え聞いたりすることもあります。

ネットを通じて多くの人との関係を築けるようになった今では、より多くの人の死を身近に感じる機会が増えるのかもしれません。



若いうちは、誰でもいつかは死ぬんだってことをあまり意識する機会はありませんが、自分が知ってる人、交流したことがある人が亡くなったり、昨年の震災のように多くの人々が短期間に亡くなってしまう災害が起こったりすると、死について考えるようになります。



ここ数十年続いている不景気な、先の見えない世の中なせいか、同世代や下の世代には「生きてたって意味がない」とか「早く死にたい」って人もいます。そういうのを聞くと、他人の生きる目的は見つけてあげられないことにちょっと悲しく感じます。

自分は生きてるうちは自分のやりたいこと、目指してることを実現するために何ができるかを考え、実行したいと思ってます。そして、同じ方向を目指す人や自分の周りの人達と何かいっしょにできることを探したり、自分があげられるものを残してあげられたらな、と思う。



昔からの知り合いで、最近ご無沙汰してる人達、また会ってみたい人達はたくさんいます。そんな昔の仲間達と笑って語り合うために、今日を、明日を生き延びていきたい。まだ知り合っていない、これから知りあう人と出会う未来のためにも。