Twitter廃人の朝は早い

Twitter廃人の朝は早い

「まぁ好きで始めたTwitterですから」

最近はダウンタイムが長いと口をこぼした。



まず、朝の挨拶から始まる。

「やっぱり一番うれしいのはフォロワーからのReplyね、Twitterをやっててよかったなと」

「毎日毎日つぶやかれる話題が違う 素人には出来ない」



今日はオフ会の日 彼はモバツイで参加者の様子を見つつ会場へと向かった。

オフ会の形は決まっておらず、毎回誰かしらがつぶやいた一言から始まる。

ユーザーも多種多様に渡るためみんなの都合を合わせるのが辛いところ、と彼は語る。

「やっぱ頻繁のメンテはキツイね、愚痴ってもしかたないんだけどさ(笑)」

「でも自分で選んだサービスだからね。後悔はしてないよ」

Ustreamerの××さんとはもう10年来の付き合いです。

「この配信はダメだ。ほら、すぐに止まってしまう」

彼の目にかかれば、見るだけで出来不出来が分かってしまう。

Webサービス使い倒し立国日本、ここにあり。



今、一番の問題は開発者不足であるという。

自分のつぶやきに満足できないと、その日の発言をやめてしまうという。

3年前は、何千ものついたったーがひしめき合ったこの街だが 今では廃人は彼一人になってしまった。

問題はReply 大量に流れる発言に押し切られることなく的確にReplyを返すのに1年はかかる、と匠は語る

Replyをたんたんと返していく。

この時のタイミングで空気はガラリと変わってしまう。



そこで編み出されたのがFavorite。

このFavoriteの一つ一つが感覚を刺激し、ふぁぼったーへと誘ってくれる。

Favoriteを有効活用しているユーザーのほとんどが日本人だという。

「自分が楽しいのはもちろんだけど、その発言を見た人も楽しくならないといけないね」

「もちろんふぁぼったーはずっとログをチェックしています」

「この仕事を始めたばっかの時は何度も親父さんに殴られてたよ。でもあの厳しい指導があったからこそ今の自分がいるんだと思うんだよ(笑)」



初代廃人は日本で初めてTwitterを使いだした人

そのルーツは意外な所にありました。

今日は著名なTwitterユーザーが集まるオフ会に参加する日です。

彼らの厳しい目には教えられることも多いとか。

利用者の喜ぶ顔を見ようと、今ココで現在地を晒した人の後についていき

危うく警察に捕まりそうになったこともしばしば。



ここ数ヶ月は、類似のミニブログサービスに押されているという。

「いや、ボクは続けますよ。待ってる人がいますから」

下町Twitterの灯火は弱い。だが、まだ輝いている。

「時々ね、わざわざダイレクトメールまでくれる人もいるんですよ

またお願いしますって。ちょっと嬉しいですね」

「遠くからわざわざ語りかけてこられる方が何人もいる。

体が続く限り続けようと思っとります」



拡張中は運営費が不足し、回線が危うくなることも度々でした。

深夜3時、滞りなく流れていたタイムラインに突如異変が。

「やっぱねえ、24時間動いてるからこその反応ってあるんです。

スパムがいくら進化したってコレだけは真似できないんですよ。」

Twitterにかける時間はかなり長いが、発言は素早く、素人がとても真似できるようなものではない。



2008年、APIの取得制限が3倍にまではねあがり、一時はクライアントを使うことも考えたという。

「こう・・・一人で仕事部屋にこもって徹底的にTwitterと向き合ってると

ピリッと体が引き締まる思いなんです。

やはり、もともとつぶやきに使うサービスなのでいい加減なことはできませんしね」

「やっぱりアレですね、たいていの若い人はすぐやめちゃうんですよ。

チャットやってた方が早いとか、メールするからいいとか・・・

でも、それを乗り越える奴もたまにいますよ。

ほら、そこにいる△△もそう。

そういう奴が、これからのTwitter界を引っ張っていくと思うんですね」



ここ数ヶ月、類似サービスに押されていたTwitter

4月から日本語化を始めた。

「一度はやめようかと思ったこともあるんです。

でもね、Web中で若者が使っているサービスを見たとき、

あんなんじゃダメだ! 俺ならもっといいことつぶやけるっ!

ってやっぱりこのみちにもどって来ちゃったんです。

あの若者のおかげです」



「(ユーザー数が)全然違う

トータルで考えるとこっちの方が広く語れる」

まだ需要がある、それだけで匠は頑張れるという

「この歳でこの商売ってのも、世間様から見ればおかしいんでしょうがね。

私は続けますよ」

最近は、つぶやきの良さが再評価され

全国からフォローが殺到しているそうだ。

うれしい悲鳴ですね。





「○○職人の朝は早いテンプレートでTwitterネタ」を勢いで書いてみたけど、疲れたのでここまで。


好評だったら、続きも書くかもしれないし書かないかもしれない。



追記:好評だったので、続きも書きました。続けてどうぞ。「Twitter廃人の夜は更ける - 北の大地から送る物欲日記

イヤホン「MDR-EX85SL」購入


ここ何年かはiPod用のイヤホンとして、ゼンハイザーのMX400を愛用してました。

ゼンハイザー イヤホン MX400【国内正規品】

ゼンハイザー イヤホン MX400【国内正規品】

この機種はもう売っていませんが、2000〜3000円くらいで購入できるイヤホンの中では結構人気のシリーズ。低音はあまり出ないものの、中高音が聴きやすい音で鳴るイヤホンで、あまり無駄な味付けのしてない音という感じで好みでした。

一旦無くして、もう一個購入したのを使ってたのですが、ケーブルの分岐部分のビニール皮膜が切れてしまって、中の線が見えた状態になってしまい、一応ビニールテープで補強はしたものの、外で使うのはきついかなあ、って状況になってしまいました。



イヤホンは5000円以下のものをいくつか持ってるのですが、そのほとんどがオープンタイプでたまにはカナル式のも欲しいなってことで、たまに札幌に行った際などに量販店の視聴コーナーでいろいろとイヤホンを視聴してました。


オーディオに置ける音質ってのは、もちろんその製品の絶対的な音質というのはあるんでしょうが、実際のところは本人の好みの部分が大きい様に思います。同じイヤホンでも聴く音楽のジャンルや録音ソースの録音状態、再生機器などの条件で全然違ったりするので、一番いいのは自分がいつも聴く曲をいつも使ってる再生機器で視聴させてもらうこと。

とは言っても、イヤホンを実際に自分の手持ちの機器で視聴させてくれるようなコーナーを持ってる店というのはよほど大型店でないと無いし、視聴コーナーがあってもたいていの店舗ではメンテナンスが悪くて中には壊れてるのがそのまま置かれていたり、部品が取れてたりとか。そんなに安い買い物でもないので、気に入ったものを選びたいのですが、なかなかそれも難しい状況だったりします。



いくつかの店舗を回って視聴してみたところ、ソニーMDR-EX700SLMDR-EX90SLがなかなか好みの音質。ソニーのこのシリーズはモニターヘッドフォンの設計コンセプトを継承したシリーズだそうで、無駄に一部を持ち上げたり、下げたりしたような感じがないのが好印象。

音質は気に入ったのですが、問題は700SLは2万円台、90SLは1万円を少し下回るくらいという値段。今回は5000円以内くらいを予算として考えてたので、どっちも予算オーバー。このシリーズの下位機種にMDR-EX85SLってのがあって、それなら予算内ってことで結局それにしました。

MDR-EX85SLは4色のカラーバリエーションがあって、赤いのにしました。

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー レッド MDR-EX85SL R

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー レッド MDR-EX85SL R



カナル型(耳栓型)のイヤホンの場合、耳にうまくはまるか?(サイズや構造的に)ってのがありますが、3種類ついてるイヤーピースのMで問題なく装着できました。見ての通りちょっと変わった形のイヤホンですが、その形のせいか耳への装着は結構しやすいです。

音質的には、上位機種である700SLや90SLと比べると解像度は落ちますが、癖のないフラットっぽい鳴り方。以前使っていたMX400よりは低音がでますが、それほど響くという感じでもなく。カナル型のイヤホンは、どうもこもった感じの音が鳴るのが視聴していて多かったのですが、ソニーのは結構クリアな音質で気に入りました。

同じソニーの「密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-NX3」は85SLのネックストラップタイプな模様。サイト上のスペックも同一だし、なによりNX3の実物を父が持ってて、実際に聴き比べてみましたがほぼ同一に聴こえました。

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー ブラック MDR-NX3 B

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー ブラック MDR-NX3 B



音質的には気に入ったのですが、2つほど欠点も。一つは音漏れ。この特殊な形状からなのか、カナル式にしては異常なくらい音漏れします。音量大きめに聴いてたらたぶん1m以内にいる人には何を聴いてるか分かってしまうくらい。今は電車とかに乗らないので問題ないのですが、混み合う交通機関に乗る人は要注意ポイント。

聴いてる音は外に漏れやすいですが、カナル型だけあって外の音はほとんど聴こえません。外で使う人はそこも注意(これはカナル型全般ですが)。


もう一点はケーブルが短い! ケーブル長は50cmで、左右非対称(分岐部分から左側が短いタイプ)なのですが、左側イヤホンまでが50cmで、そのまま使う場合には再生機器をしまう場所は胸ポケット以外は無理です。1m弱の延長ケーブルもついてるので、長さが足りない場合はそれを使うことになります。

再生機器を胸ポケットに入れる場合でもイヤホンケーブルが50cmってのは結構きゅうくつで、取り回しにちょっと不自由を感じます。これ、多分ソニーの製品に多いリモコンを接続することを考慮した長さになってる気がします。



私は某量販店で4980円のところを、箱が壊れたのがあってそれなら4500円でいいというのでそれを購入しましたが、Amazonだとそれより安くて3980〜4263円です(カラーで価格が違う)。

モンスターハンターP2Gの魅力を探る


モンスターハンターポータブル 2nd G - PSP

モンスターハンターポータブル 2nd G - PSP

ゲーム雑誌大手のエンターブレインが3日発表した08年上半期のゲーム機売り上げランキングによると、ソニー・コンピュータエンタテインメントSCE)の携帯型ゲーム機プレイステーション・ポータブルPSP)」が196万4461台を売り上げ、任天堂据え置き型ゲーム機Wii」を抜いて首位となった。230万本を売り上げる大ヒットとなったPSP用アクションゲーム「モンスターハンター(モンハン)ポータブル 2nd G」が発売された3月以降、PSP本体が急激に台数を伸ばしており、モンハンが本体の売り上げに大きく貢献したことが明らかになった。

モンスターハンターP2GのヒットがPSP本体の普及に結びついて、今年の上半期のゲーム機売り上げはPSPが首位だったそうです。大ヒットゲームが出ると、それを買おうと本体の売れ行きも伸びるという好例。



このモンスターハンターP2Gですが、以前に「仲間と冒険する楽しさで大ヒットしたモンスターハンター」というエントリを書いたように、アドホック通信でその場で4人まで協力プレイすることができるのが大ヒットした一番の理由。

でも、協力プレイがいかに楽しくても、元々のゲームそのものが面白くなくちゃそんなに大ヒットするはずもなく。ゲームの内容自体を見ても非常によく出来てるタイトルだったりします。



私も5月にモンスターハンターP2Gを購入してから、ほとんどソロプレイでずっとプレイしてるのですが、2ヶ月以上経つ今でもほぼ毎日プレイを続けています。はまりやすいものの、あちこち手を出しすぎて飽きるのも早い私がこれだけ長く一つのゲームにはまってるってのもめずらしい。

多人数プレイの楽しさは以前のエントリで書いたので、今日はソロプレイ、つまり一人で遊ぶという視点から見た時のモンスターハンターP2Gの魅力の紹介。


モンスターを狩猟するというモンスターハンターの世界観に浸れる


ゲームの魅力のひとつとして、現在には存在しないような架空の世界の中の出来事を疑似体験して楽しむという要素がありますが、そのときに重要なのが架空に作られた世界観がどれだけ魅力的か?という点。

モンスターを狩猟する、というゲームというジャンルでは一見ありきたりに見える世界であるにも関わらず、モンスターハンターの世界観は非常によく出来ています。まるで本当にそういう生態系があるかのような多くのモンスター達の生態であったり、世界中のあちこちを探検して回ってるかのような多彩なステージだったり、単に性能やスキル違いなだけでなくさまざまな種類や外見を持つ武器や防具であったり。

それらの作り込みは尋常ではなく、だからこそ、モンスターハンターをプレイするときは、その世界にどっぷりはまり込んでプレイすることができます。


ソロプレイの厳しさを助ける要素の追加


ソロプレイと協力多人数プレイができるモンスターハンターですが、協力プレイを主眼において開発されてたために過去のシリーズでは一人でプレイするのは苦行に近いところがありました。一人でプレイしてると、モンスター達はみんな自分だけを狙ってくるのだから、当たり前と言えば当たり前。

モンスターハンターP2Gでは「お供アイルー」と言って、ソロプレイ時にいっしょに連れて行けるお供(ネコチックな生き物)を飼うことができるようになりました。この「お供アイルー」、攻撃・サポート・採取・さぼりwと一通りなんでも可能で、ボス戦や自分がピンチになったときにおとりになってくれたり、敵の攻撃で気絶したり眠っちゃったときにそれを解除して助けてくれたり、自分といっしょにアイテムを採取してくれたり、爆弾を投げつけて戦闘を支援してくれたり、と厳しいソロプレイを助けてくれる役割を果たしています。


また、過去シリーズでは武器・防具を作るためや狩猟に必要なアイテムは、倒したモンスターからかクエスト中の採取で補わなければならず、必要アイテムを集めるためにひたすら同じクエストをもくもくと繰り返したりする作業がきつかったのですが、シリーズが進むにつれ、各種アイテムを採取できる専用農場が実装されたり、アイルーキッチンなどでアイテムがもらえたりとアイテム集めだけに奔走する手間がずいぶんと楽になりました。


何度もの改良で拡張された膨大なボリューム


モンスターハンターの魅力には、「さまざまな種類のボスキャラを倒す!」「いろんな武器や防具を揃える」ってのがあります。

PS2PSPにPC、全部合わせると7作?以上になるモンスターハンターシリーズは、基本的なシステムはそのままに、少しずつ改良、追加を重ねて今の姿になっています。バランスがおかしかった部分は改良されたり、以前の敵キャラも少しずつ変化をつけて再登場したり、新しい武器や防具、それに伴うスキルが実装されたり、というのを何度も繰り返した結果、モンスターハンターP2Gは相当なボリュームになっています。



モンスターハンターは普通のRPGとは違って、エンディングを目指してストーリーを追うという形ではなく、モンスターを狩猟する世界で暮らす、というのを体験するゲームなので、どこまでプレイしたらゲームがおしまいという区切りがある訳ではないですが、実装されてるクエストを全部プレイしたり、出てくる敵(ボス)キャラを全て倒すってのだけでも軽く数百時間はかかりそうなボリュームです。

ものすごいボリュームですが、プレイする側は好きな部分から好きな様にプレイすればいいので、あまりやらされている感は感じません。


システム的な改良で快適プレイが可能に


お供アイルーの実装やアイテムを入手する手段の増加もそうですが、それ以外でもPSPではどこでも手軽にプレイできる(持ち運べるのと簡単にスリープできるのが大きい)ことや、メディアインストールと言ってメモリースティックに読み込みデータの一部を保存することで、ゲーム中の読み込みが速くなるというシステムが実装されています。これによって、頻繁にエリア移動を繰り返すゲーム中のロード時間もそれほど気にならないレベルになりました。

また、アイテムの管理もいちいち持ち運んだりせずに倉庫に送ることが可能になっていたり、倉庫内で調合(アイテム合成)が可能になっていたりと、過去の使いにくかった部分に改良がほどこされているので、ずいぶんと快適にプレイすることが可能になっています。




モンスターハンターはかなり高難易度な部類のゲームで、長年に渡って改良・拡張されたシステムも複雑だったりしますが、プレイ人口が多いことから、ネットに多くの情報が集まってますし、攻略本などもいろいろ出てて参考になります。モンスターハンターP2Gからモンスターハンターの世界に入るなら、このガイドブックがオススメ。

ゲーム中で覚えないといけない基本情報とか、システム解説がばっちり説明されてますし、序盤〜中盤くらいまでの武器防具の紹介やボスの攻略なども載ってて、確かにネット上にも同じ様な情報は探せばあるのですが、手元においておけていつでも読めるって点ではこういう攻略本の方が優れています。



もちろん、多人数でわいわいやるのが一番楽しいゲームですが、一人でやっても十分面白いモンスターハンターPSPで遊べるゲームを探すなら、候補に入れてみたいゲームです。


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