動画プレーヤーとしてのPSP

PSPを購入したときに、これは携帯ゲーム機として成功するかどうかは分からないけど、携帯マルチメディアプレーヤーとしてはこれに適うハードはなかなかでないかも、と思ってから半年。ついに動画配信サービスが発表になりました。

■SCEI、PSP用動画配信サービスを発表 −最新ファームでブラウザ追加。白いPSPも発売

7月27日開始って、、、うわ、もう明日じゃん。8月そうそうにも始まるといわれるアップルのiTMSにぶつけてきた感を感じます、ひしひしと。音楽配信では勝負しないんかな? iTMSソニーミュージックの楽曲が提供されているかどうかが非常に興味深いところです。白いPSPってのも、いかにもiPodを意識してそうなカラーリングだしw

さて、PSPをムービープレーヤーとして見ると、4.3インチ液晶を搭載しながらわずか2万円前後で購入できるムービープレーヤーなんて、他に存在してませんし、この値段で実現できる他メーカーもそうそうないでしょう。長期間このハードを売り続けて、普及させようと思ってなきゃできない値段。ゲーム機としてよりもムービープレーヤーとしての魅力を感じます。やっぱ映像見るなら、これくらいのサイズの液晶でないと! 携帯の画面じゃちょっと小さいよね。

まぁ、動画配信に使おうと思ったら大容量のメモリースティックDUOが必須(512MB以上が推奨になっています)ってのと、バッテリが2〜4時間程度しか持たないってのが弱点かな。メモリースティックDUO、小さすぎてなくしそうなのと、スロットがあまり頑丈そうでないので入れ替えを余りしたくないです。出ないだろうけど、HDD内蔵PSPが出てくれたら間違いなく買うんですが。


PSPで映像といえば、UMDなんてのもあります。そう、あのゲームが入ってる小さいディスクのことです。非常に微妙な感じがする規格ですが。ちょっと油断するとディスク面に思わず触れてしまう素晴らしい構造になってます。なんでシャッターないのかはホントに謎。

現状、アメリカではそこそこヒット、日本では・・・ってな状況のようです。アメリカでは確か初期100万台にスパイダーマン2のUMDをセットにして販売してたなんて状況があるので、知名度的には高くて利用者も多いのかもしれません。日本でもそういうプロモーションすればいいのに。PSP発売初期の頃に配布されていたデモディスクでもいいから、添付すべきじゃなかったのかと。知名度が上がり、値段が安くなり、ちゃんとDVDと同程度の内容を保てるのなら、普及する道も見えてくるかもしれません。逆に言えば、それらが欠けてる現状では普及するとは思えないんですけどね。

一応、様子見で1枚はUMD購入してみましたが、本編のみの収録でチャプタメニューもない。ほんとにただ映像を収録しただけって感じ。DVDに入ってる特典映像も未収録。まぁ、これだけで販売されてる商品ではなく、DVDのおまけって位置づけだからこうなのかもしれませんが、これだったら次からは購入しないかな。せめてDVDと同じ内容を収録してほしいところ。

あと、ファームウェアをアップデートしないと映像すら見られないようになってるのは、ハック対策なんだろうけど、印象悪し。ま、ソニーのハードではこの手のごたごたはPS2の時もそうだったように、もはや風物詩と化してますw

ちなみにUMD購入ってのは、下のUMDセットのことです。