政治を語る場としてのブログ


8/25に自民党で、インターネットのメールマガジンとブログの発信者を招き、全国から集まった33名の参加者と懇談があった。

自民党 ◆ メールマガジン、ブログの発信者と武部勤幹事長が懇談(8/25)
INTERNET Watch :「今回はブログ普及後で初の選挙」自民党幹部がブロガーら33人と懇談会



今回の総選挙は、政治に関して感心が低いと言われていた日本でも、ようやくブログ上が政治について語り合いだす場として盛り上がりを見せてきている。それに対しての政党側が懇談会を開くというのは、政党側からの初めてのリアクションではないだろうか?


参加した人々のさまざまな感想は、もちろんウェブ上で見ることができる。

jkondoの日記 - 自民党がブログ・メルマガ作者と懇談会
【ミナログ】製造業社長の逆襲: ブログ選挙だそうな
【ミナログ】製造業社長の逆襲: ブログ選挙の続き
GripBlog 〜私がみた事実〜: 自民党主催メルマガ/ブロガー懇談会の報告
自民党のメルマガ・ブログ作者と党幹部との懇談会: 起業独立ブログ日記:実践起業!成功への道。blogで人脈は作れるか?


これらの個人(メルマガ主催者、ブロガーなど)が政党との懇談会を開く、というだけで、ちょっと前じゃ考えられない。

マスコミの記者達じゃできないような質問を!!とか期待している人々(ブログ読者)もいたが、まずはこういう場が持たれたってこと、影響力を政党側も認識してるんだ、ってことを確認できたってだけでもすごい前進だと思う。

「懇談会といっても、大した内容の質疑応答など出なかった」と評価する向きもあるようだ。だがこれは大きな勘違いである。会見で世耕本部長代理から「(ブログは)メディアとして、無視できない存在になっていると私たちは実感している」という発言を引き出したこと、そしてそれがネットを通じて社会中に知れ渡ったということ自体が、画期的なことなのである。

ある意味、一番巨大勢力な自民党が一番早くこういうことをやりだした、というのには驚く。他の党もこういう試みをしてくれないかな?



このようなやりとりを直接見て、マスコミが流す情報だけでなく、個人の考えていること、感じたことを参考にし、自分が投票する候補者、政党を考えられるようになる、というのがブログなどの政治への参加で可能になる。

そういう意味で、今回の選挙はネットから見るとブログ選挙って言えるんだろうなぁ。


今回の政治に関するいろんな調査結果ももちろんネット上で見ることができる。
テクノラティジャパンのブログ調査、選挙に関するブログ記事が急増
世論調査 - goo衆議院選挙特集


さまざまなブログ上の総選挙に関する記事も見ることができる。
goo 特設:2005衆議院選挙「緊急ブログアンケート!!」
テクノラティジャパン 郵政解散・衆議院総選挙特集


判断材料は大いに越したことはない。