梅田望夫&近藤淳也インタビュー@はてな

この度、はてな代表の近藤淳也による書籍「へんな会社」のつくり方と取締役の梅田望夫による書籍ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まるが発売されます。

これを記念し、週刊はてな特別版として2人のインタビューを収録しました。

さきほど、はてなAスタジオ(注:昨日までタヒチだった会議室)にて梅田望夫id:umedamochio)と近藤淳也id:jkondo)による音声インタビューをおこない「週刊はてな特別版」としてメルマガのページに公開しました。

おおっ、楽しみにしてたインタビューがもうアップされてるや。昨日までタヒチだった会議室(笑)で収録されたんですね。


というわけで、深夜でしたが早速聞いてみました。


せっかく聞くのだからと、最近使ってるmindmap作成ソフトのMindManagerでインタビュー内容をまとめつつ聞いてみました。


話をまとめながら聞くのいいですね。後から見直すときにも便利だし。


非常に盛りだくさんな内容で聞き応えのあるインタビューでしたが、一番印象に残ったのは、17:45辺りからのくだり

近藤「こちら側とあちら側という言葉が結構でてくる、ネットに住んでいる人とそうでない人の乖離について、この答えは諦めなのか、どうなるのか?」
梅田「なるべく二つの別世界に橋を架けたくてこの本を書いたけれど、完全に融合しないでしょう、この二つの世界は別の世界のまま並列な世界としていくんじゃないか。」
(インタビュー内容から要約)


これ、自分でも最近よく考えている内容だったので、おおと思いながら聞き入ってました。


自分はネットの世界にどっぷりはまって住んでいるような人なんだけども、身近な人にはやはりそうでない人もたくさんいるわけです。例えば普通に自分の親であったり。

自分は面白いと思ってネットに住んでいる訳ですが、自分がネットの世界で感じた素晴らしい体験であったり、情報、コミュニケーションであったりを、そうでない人たちにも知ってもらいたいという思いがあって、じゃあ、どうすればそれを知ってもらえるんだろう? どうやって導いたらいいんだろう? どうすればこちら側とあちら側の間に橋を架けて行き来することができるようになるだろうってのを、いつの頃からか忘れましたが、日々考えています。

別に自分と同じことをして欲しいわけじゃなくて、自分が見た世界を他の人にも見せてあげたいんです。



昔、アナログ回線でネットしてた頃からあったネットフォン、いまだとIP電話ですね、遠く離れた人とネットを通じで音声通話することができるしくみ、昔だと「電話でいいじゃん」で一蹴されてました。

が、今だとネットのインフラが整って、ネットがほぼ固定料金で使えるようになりました。SkypeのようなIP電話ソフトを使えば、距離を気にせずに音声通話をすることができるようになります。おかげで、いままでは一回千円とかかけて携帯電話で実家と電話してたのが、無料で好きなだけ会話できるようになり、ネットにさえ繋がれば、地球の裏からでも話せるようになったわけです。

電話を使えば、確かに地球の裏側からでも会話することはいままででも可能でしたが、それが高いコストをかけずに実現できるようになったことで、普通に使えるようになったんです。この差は小さいようで非常に大きな変化です。


これからも、ネット上ではいろんな変化が起こりそうですが、そんな変化に身を浸しながらそれを伝えていく伝道師?みたいな立場でありたいな、と思います。