人と人の繋がりに注目する。


ネット上でいろんなサービスを利用するようになって、最近注目するようになったのが人という存在。

どんなサービスでも、それに参加しているユーザー(人)が居て成り立っています。ブログであれば、ブロガー、ソーシャルブックマークならブックマーカーなどです。

各サービスを利用しているユーザーがたくさんいて、例えば「あるブログの記事が非常に面白くて、いつも見に行くようになった」という場合を考えると、最初はそのブログの記事に惹きつけられた状態だったのが、何度も興味深い記事を提供してくれるのを見ているうちに、このブロガーは興味深い記事を書いてくれる人、という信頼が蓄積していくわけです。

ブログは記事単位で購読することができますが、それを生み出しているのはブロガーで、人が信頼をよせるのは記事そのものへというよりは、それを生み出しているブロガーへと言う方が自然だと思います。


そうやって、記事を読むうちに気に入ったブロガーの記事の中ででてくる(参照される)ような他のブログってのも気になってくる、なんてこともあると思います。自分が気に入ったブロガー(=意見が近い)が参照してるんだから、自分に何らかの有益な情報を与えてくれるかもしれない、というわけですね。


ネット上での各サイトのリンク関係から計算されるページランクという指標がgoogleでの検索において大きな役割を果たしているというのはよく知られた話ですが、同じような関係は何もサイトだけでなく、他の場合、例えば人であったりしても成り立つ話ではないでしょうか。


ただ、この場合の人と人の間の関係は、サイトの場合はリンクだけでしたが、より多くの関係があるので、より複雑になると思われます。

その人が良く見に行くブログのブロガー、はてなだったら、アンテナやRSSに入れてるサイトの運営者も自分からリンクを張った状態ですよね。ソーシャルブックマークであるはてなブックマークだと、お気に入りに入れてその人のブックマークを参照しているというのが、自分からそのブックマーカーへとリンクを張った状態になるでしょう。



また、人に注目したときには、その人を表すシンボルがあると非常に参照されやすくなります。

ニンゲンの露出を高め、効率的にリンクしてもらうには、自らを記号化し、
また記号化されたものに結び付け、そして多くの人と記憶を共有することが求められます。
「話題(イベント)」の提供と「権威(団体)」の確立がそれに当たります


なぜ「話題(イベント)」の提供や「権威(団体)」の確立が効率的にリンクしてもらうことへと繋がるのか。


それは、「話題(イベント)」「権威(団体)」それ自体が多くの人が集まって作られたものであり、グループの内部でのリンクコストの低さ、そして外から見たときには大きな話題・権威ということによる被リンクの集めやすさ、と両方の面でリンクが効率よく行われるということなのだと思います。



より人として注目されたいと考えるのならば、話題・権威への積極的な参加が必要であり、また効果的なのでしょうね。