ますます広がるSNSの輪に取り込まれる人々

FPN-ニュースコミュニティ- SNS戦国時代の首位攻防戦はmixi対ショッピングSNS

mixiが生活者向けSNSで今後拡大してくるであろうYahoo360や楽天Livedoorプレパ辺りはショッピングSNSという位置づけ。

うーん、ショッピングSNSってなんとなくどんなものかイメージしにくいな。楽天広場SNS的機能がついたような感じなのかな。なんにせよ、個人情報が特定できるSNSとそれが必須なショッピング系サイトは相性抜群なので、普及するとは思いますが、あまりSNSだらけになってしまうと使う側はいろいろ面倒な気もするなぁ。

経営学者のマイケル・ポーターは『ビジネス戦略において最も重要なのはポジショニング(立ち位置の確保)だ』と言いました。確かにSNSにおいては、首位に立った米国のマイスペースと日本のmixiが参加者数において独り勝ちした記憶は真新しいものがあります。

ナイルスナイルのSNSであるnileportのような富裕層に特化したビジネスSNSは兎も角、Yahoo360などの総合ショッピングSNSの場合には、参加者の数を集めると言うことはそれだけ売り上げやサービス利用に影響します。

  戦前、流星のように登場した総合商社に神戸の『鈴木商店』がありました。そして彼らは当時トップの三井物産三菱商事と共に『天下を三分する』と宣言しました。

 はい、筆者は今年後半から来年にかけてネット・コミュニティの天下を三分するような白熱したSNSの首位攻防戦が始まるのでは無いかと大胆な予測をしています。

戦国時代になりそうってのは確かにそう思います。果たして抜き出るのはいったいどこのサービスになるのかは興味深いところです。


このように広がりを見せるであろうSNSですが、SNSSNSたる所以って、

  • 匿名じゃなく個人が特定できるところ
  • クローズドで外からの検索では入り込めないところ

辺りが大きな特徴だと思うんですが、mixiで見ると「匿名じゃなく個人が特定できるところ」は複数IDやIDリセットで匿名っぽい行動をしている人が存在してるので、言うほどに個人が特定できるわけではないし、クローズドで外から検索では入り込めませんが、mixi内部ではちゃんとアクセスコントロールしないと数百万人の人に自分の発言が見られる可能性があるってことはあまり意識されていないように思えます。

すでにmixiは数百万人の規模を有する巨大なネットワークになっているんだから、wwwで検索エンジン経由で自分の発言を読まれるということと、mixi内で検索によって自分の発言が読まれることとの間には、程度の差こそあれ、それほど大きな差はないんじゃないかと。だから、mixi内においても書き放題書くんじゃなくて、見られるということを意識して発言することや、必要に応じてアクセスコントロール(日記の閲覧を友人、友人の友人までに限定するとかね)することが必要だと思います。