なるべく捨てよう。でも、捨てなくていいときもある。


私の情報整理術: 捨てる派の情報整理術(from まなめはうす)」を読んで。

私は「捨てない派」、、、というか、「捨てられない派」なんですが、やっぱ物理的なものに関しては「捨てる派」の考えで行きたいなぁと思うことが多いです。捨てたいけど、捨てられない。


物理的な場所をとらない電子的な情報も、それを整理したり保存しておくためのコストがかかるので捨てる。

でも、自分のマシンではない場所に無料で電子的な情報を保存できたり、いちいち自分で整理しなくても必要に応じた情報を情報の山の中から見つけ出してくれる検索技術の進歩だったりと、日々刻々と変わっていく電子的な情報に関する状況を見ていると、これらに関しては「捨てない派」を主張します。


「後から読み直さない情報には価値はない」というのはそのとおりなのですが、ブログで何かについての自分の考えをまとめたり、何かについての記事を書くときには自分が過去にどのような記事を読んだか、何を考えていたのか、という思考を遡る作業が必要となることが多く、そのために過去の自分の思考・興味を示す大量の資料は欠かせないんです。こればかりは、毎日こつこつと集めていくしかないんです。


Googleで何かについて調べたら、大量の検索結果が出力され、それはあなたに有用な情報を与えてくれるでしょう。でも、そこには自分がどのようにその事柄を考え、何に影響を受け、どう思うに至ったという思考の流れは存在しません。これは自分の頭の中で培っていくしかありません。そのための補助記憶として電子的な情報を取っておきたいのです。

そんな訳で、ネット上になんらかの電子的な情報を残すと言うことについては、非常に強い興味を持っています。ライフログのように全ての情報を残そうとまでは思わないけど、自分が関心を持っている事柄に関しては、自分専用の情報タンクは作っておきたいのです。