ネット上でのつきあいの危うさ


ARTIFACT ―人工事実― : ウェブ日記が読者に与える妄想力−見せ人間関係−」を読んで。


ネット上で知り合った人とオフ会などで実際に会って交流するようなことを長らくしていると分かりますが、ネット上で見られる情報なんて、ほんのごく一部なんですよね。しかも、書かれている情報が本当なのかどうかも分からない。

掲示板でのやりとりなんてほんの数行のやりとりだし、メールでのやりとりだってどこで誤解が生じているか分からない、一番密度の高いコミュニケーションができそうなチャットだって、実際に会って話すのと比べたらずいぶんと情報量に差があります。ごくごく限られた情報しかやりとりできないのです。

それでも、それを読む人ってのは、いろいろと書かれていることをもとに妄想しがちなのです。


ネット上で書かれていることは、実際の人間関係を正しく表したものとは限らないし、上述リンク先にあるように見せ人間関係に使ってたりする人もいたりするから注意が必要。まぁ、ネットに限った話ではなく、日常的にも普通にある話なのですが、ことネット上だと人間関係に関するトラブルが大きくなりがち(誤解が生じやすい)。


なんかネガティブなことばかり書いてしまいましたが、実際はそうネガティブに捉えすぎなくてもよくて、こういうこともあるんだ、って認識の元にコミュニケーションを取るのがいいんじゃないでしょうか。あまりに盲目的になんでも信じちゃうのも危険だけど、だからといって疑心難儀にとらわれすぎるのもアレですし。