情報に対して対価を払う

確かに天気予報やグルメ情報など、無料で流通して欲しい/させても良い情報はありますが、有料であっても良い情報/有料であるべき情報というのもあるのではないでしょうか。また、コンテンツ流通者が有料/無料を選べるのが正しい世界ではないでしょうか

全ての情報が無料で手に入ればそりゃ受け取る側は嬉しいだろうけど、作り手側は本来受けることができるはずの作り出した情報に対する対価を受け取れない。

そんな状況ではわざわざコンテンツを流そうとするコンテンツ流通者はいないはずで、コンテンツ流通者が有料/無料を選べるのが正しい世界というのには同感。いや、正しいというか、そうあって欲しいというか。

コンテンツに対して正しく対価が支払われない状態ってのは、そのコンテンツ分野の衰退をまねきかねないから。



更にコンテンツ流通者が有料/無料を決めるだけじゃなくて、コンテンツを受け取った側が自由にそのコンテンツの対価を支払えるシステムがもっと一般的になったらなぁ、とも思う。この場合のコンテンツの対象は、テレビやゲーム、音楽とかではなく、個人が作るコンテンツだったり、ブログで書いたものだったりするけど。

今でも、はてな投げ銭だったり、paypalだったりとそういうシステムがあることにはあるけど、使ってる人がごく一部であまり広まらない。

Web拍手みたいに、ぽちっと押すだけでいいくらいの気軽さで、さくっと1円送れるとかいうシステム。ソーシャルブックマークして、それが内容を良かったと思ったブックマークなら気軽に送金できるシステム。RSSリーダーで購読してるサイトに気軽に送金できるシステム。


どれも、送金額が低額であろうこと、ウェブ上の情報はすべてタダという考えが主流なのが壁なんだろうなぁ。



お金をもらって何かを書くこと。

何かを書いたことに対してお金が入ってくること。


パッと見、同じことのように見えるけど、受け手側が価値を決められるってしくみは、いままでのリアルな世界ではほとんどありませんでした。ネットでは後者の方式が広がるなんて未来もあってもいいんじゃないかと。