ネガティブ溢れるはてな村はどこに?


はてなブックマークはネガティブに満ち溢れているか」を読んで。

統計を取っているわけではないけれど、はてなブックマークにおける‘ネガティブブクマ:そうではないブクマ’の割合は、相当多めに見積もっても3:7より大きくなることはないと思う。特に最近の人気エントリーに表示されるような、多くのユーザーの興味をひいた記事だと、ネガティブブクマの割合が著しく低いようだ。

私がウェブを見て回るときは、たいていはてなブックマークを併用(サイトを読んだ後に、その記事のはてなブックマークエントリも見る)しているので、相当数のはてなブックマークエントリを見てることになるのだけど、全般的に見てはてなブックマークのコメントにネガティブコメントが多い、ということはない。


はてブユーザーには、コメントする人、しない人がいて、コメントするのは一部のコアユーザーであり、その中にもいろんなコメントのスタイルがあって、中にはネガティブコメントを多用する人もいる。

コメントする人がコアユーザーなため、多くのブックマークがつく人気エントリーではコメントの割合が減るし、また当たり前な話だが、記事の内容によってもつくコメントは大きく異なる。



ネガティブコメントが付きやすい記事には傾向があって、

  • 明らかな間違いや誤解を断定口調で書いた記事
  • 誹謗中傷的な内容の記事
  • ネガティブコメントをつける人が好む話題

辺りがネガティブコメントがつきやすい。これまた当たり前な話になってしまうけど「それはどうよ!」って突っ込みを入れたくなるような内容の記事、誰かを貶める内容な記事は、ネガティブコメントを引き寄せる。

こういう記事を書く人、見る人は、それだけネガティブコメントを目にする機会が増える。



はてなブックマーカーの一部には、ネガティブコメントを多用する人がいるのは確かだが、私が見る範囲内で気がつく限りでせいぜい数十人程度で、はてなブックマーカー全体に比べたらごくごく一部、コメントをつけるようなコアユーザーの中でもごく一部な存在だと思う。

ただ、ネガティブなコメント、ましてそれが自分に向けられたものだったりした場合には強く印象に残るので、ネガティブコメントの渦中に居る人にとっては実際よりもずっと多くのネガティブコメントに見えているのかもしれない。



はてな村」が!と叫んで回っているような人たちは、ネガティブコメントを残す人や自分とやり合った人を指して「はてな村」と称しているのがほとんどなので、この場合の「はてな村」は他の多くのはてなユーザーや、その他の一般のネットユーザーには「何のことを言ってるの?」という見えない幻の村になっちゃってるという。「はてな村」=「はてなコミュニティ全体」ではないし、使う人によって定義、指している範囲が違う言葉なので、見たら要注意。