もっと広まって欲しいブログ

どこまでブログは増えるか - だから問題はコミュニケーションにあるんだよ by com-lab」を読んで。


日本におけるブログの総数、約1300万まで増えているようで。1000万を超えて、そろそろ頭打ちになるかと思いきや、まだまだブログの数、閲覧数は伸び続けているらしい。

まぁ、ブログサービスとしてはこの手の数字の発表は多めに出したいところだろうから、ほとんど稼働してないブログやスパムブログなんかも全部ひっくるめての数字になってるんだろうけど。



日本では、海外でブログが生まれる前からウェブ日記やほぼブログと同様なスタイルでホームページを運営してる人がかなり居たので、元々ブログが流行りやすい土壌はあったんだと思いますが、スタイル的なものはさておき、ブログにはふたつのスタイルがあるんだと思います。それは、自分の身近な範囲に見てもらうブログと、範囲を定めずに幅広く見てもらうブログ。


前者は、いわゆる個人の日記のようなスタイルのもので、SNSであるmixiの日記の大半はこのスタイル。自分の身の回りのごく日常的な話題や世間で話題なネタを取り上げ、身内内でのコミュニケーションを目的とするもの。


後者は、何かのジャンルに特化していたり、主張だったりを展開するブログ。こちらは不特定多数の人に向けて書かれており、多くの読者がつくのはこちらのタイプ。



どちらがいいとかじゃなくて、単純にブログにおけるスタイルの違いなんだけど、見てもらいたい読者の範囲の違いがあるってのは多くのブログを見ていると感じるところ。


ブログをつけて変わったところ

自分としてはブログを書くことで確実に変わったことが一つある。それは毎日、とにかくネタを探すようになったこと。基本的に身辺雑記じゃないものを書こうと考えているので、ネタが必要になる。そのためにいくつかのカテゴリーを設定して、それにひっかけられそうなことがないかと考えながら新聞を読んだり、外に出たときはいろいろ鵜の目鷹の目で物事を観察するようになった。

ブログ、というか、その前身のホームページの頃からだと、ウェブ上に何らかの自分のスペースを持つようになって10年ほど経って、その前と後とでどう変わったかってのはもう明確に思い出せないくらい時間が経ってしまった。

ネタを探すために何か行動を起こす、ってのはあまりないけど、日常生活の中でふと気づいたことを「あ、ブログで書けるな」と感じることはよくある。というか、むしろ、昔は何かを感じていてもそれを発信する場所がなくてもやもやしてたのが、インターネットが、ブログができて、発信できる場所ができた、というのが実際の感覚。


外に向けたブログを書くために、いろいろと知識を吸収しようとするようになる、ってのはブログのいい効用な気はします。そうやって書いたブログの記事のひとつひとつがネット上の知識として蓄積されていくことで、よりネットが便利に、使いやすくなっていく訳ですし。



ブログを書いていて、自分が変わったことっていうのはあまり思いつかないのだけど、自分が思っている以上に自分のブログがどこかの誰かに読まれているんだな、とは感じることがある。2度ほどtwitterの大型オフ会に参加して、100人ほどの方と挨拶したのだけど、半数ほどの方から「ブログ読んでます」「読んだことあります」と言われたのは、結構以外だった。

もちろんこのブログのアクセス数やフィードの被登録数はだいたい知ってはいるものの、その一人一人と実際に面と向かって会うなんてことはほとんどない体験で、お初にお目にかかる方々がほぼ全てなtwitterのオフ会で、挨拶する前からこっちのことが知られているってのは、なんともこそばゆい感覚だった。



ブログによって、個人が情報発信する敷居が下がっていろんな人が情報発信するようになったのはとても素晴らしいことで、もっともっと多くの人がブログで情報発信してくれたらな、と思いつつ、自分もまたブログを使って情報発信し続けようと思う。