妨害されてるのは「着うた」だけ?

公正取引委員会は、楽曲の原盤権を保有するレコード会社がグループ会社の着うた配信事業者だけに着うた配信を許可する一方、他の新規着うた事業者には許諾を与えず、参入を妨害したとして、それらの行為を取り止めるよう命ずる審決を下した。  今回審決が下されたレコード会社は、ソニー・ミュージックエンタテインメントSME)、エイベックス・マーケティング、ビクターエンタテイメント、ユニバーサルミュージックの4社。公取委では、2005年3月にこれらの4社および東芝イーエムアイ(現EMIミュージック・ジャパン)に対して、着うた参入妨害を行わないよう排除勧告を行った。東芝イーエムアイは勧告に応じていたが、他の4社は応じず、同年6月から審判が行われていた。

着うたにおける参入妨害に関しての話題だけど、これ、着うただけじゃなくて他の音楽配信でも同様だよなあ。



日本の場合、レコード会社と音楽配信業者が何らかの関係で結ばれていることが多いので、自分の系列以外の音楽配信業者には配信を許可しないなんてのが、もういくらでも当たり前のように行われてる。いくらユーザー側が音楽配信で曲を購入したいと思ってても、どの配信業者から購入するかという選択肢はないに等しい状態。


こんな制限された状態じゃ音楽配信が広がってく訳ないよね。