AppStoreに見るコンテンツ販売の可能性


TechCrunch Japanese アーカイブ » iPhoneアプリ「Tap Tap Revenge」、ユーザー100万人へ―音楽業界も注目

人気のiPhoneアプリ「Tap Tap Revenge」の運営会社、Tapulousは、同アプリが今週末にも100万ダウンロードを記録すると発表した。iPhoneアプリが100万ダウンロードを記録するのはこれが2件目だ。

iPhone3Gの発売に合わせて公開されたAppStoreによるアプリ配信ですが、もう100万ダウンロードを突破するアプリがいくつか出て来ていて、この無料ゲーム「Tap Tap Revenge」が100万ダウンロード突破タイトルの二本目だそうで。



Tap Tap RevengeiTunesのAppStoreに飛びます。)


このゲーム、とても無料とは思えないくらいよく出来てて(AppStoreで配信されてるアプリの中には結構そういうのがある)、しかもこの記事読んで知ったけど、二人用もあったらしい。

オリジナルのTap Tap Revenge(これはハックされたiPhoneだけで作動した)のいちばん楽しい機能は、ユーザーが自分でタブ譜を作って、iPhoneのライブラリにあるどの曲でもプレイできる点だった。残念ながら、AppleサードパーティーデベロッパーがネーティブのアプリとしてiPhoneのライブラリにアクセスすることを許可していないので、Tapulousはゲームに新しい曲を導入する方法を別に考えねばならなかった。目下、Tapulousはアプリ自体の中から新しい曲を無料でダウンロードできるようにしている。これらの曲はすべてインディーのアーティストによってTapulousに提供されたもの。(なんと現在までに250万曲がダウンロードされている)。

なんかすごい数字でくらくらするんですがw AppStoreを利用できるiPod touch/iPhoneの数は世界中で数百万台以上あるにしても、この数字はすごい。

いくつかのレコードレーベルがTap Tap Revengeのインストール・ベースが驚異的な速度で拡大している事実に気づき、新曲をPRする手段に使いたいと希望している。Decremは「われわれはインディーだけでなく、もっと一般に知られたアーティストとも話をしている。ゲームに使う新しい楽曲のプレミアム・パッケージを計画しており、これはおそらくApp Storeから本体とは別のアプリとして少額の料金で販売されることになるだろう」と述べた。なおAppleデベロッパーがアプリ内で新しいコンテンツを販売する方式を認めていないので、これらのプレミアム・パッケージはTapulousから独立のゲームとしても販売されることも考えられる。

iTunesStoreで売られている曲を使って、Tap Tap Revengeでその曲を使って遊べるとかなると面白そうですね。

これだけ需要があるんだから、うまいことコンテンツとユーザーを結びつけて、そこから収益をあげられるようになるしくみをAppleが提供してくれると面白くなりそうです。