Bento2体験モニターレポート(5) Bento2体験モニターを終えて

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Bento2の体験モニターレポート、第五回目は「Bento2と体験モニター」というテーマでお送りします。


口コミ情報と体験モニター


インターネットが広がり、いままで声を上げることが無かった一般の人々のさまざまな声がネット上に公開されるようになって出て来たのが口コミ情報。

もちろん、ネットが無かった時代にも口コミ情報はあったのだけれども、知人の間やそれを取材で取り上げた新聞や雑誌などの上でしかその情報は広まることが無かったのが、ネット時代になって多くの人が簡単に自分が知りたいキーワードに関しての口コミ情報を簡単に見られるようになりました。例えばネット通販で商品を購入するとき、旅行に行こうと宿をネットで探すとき、そんな時に自分が使いたい、購入したいモノを事前に使った、購入した人達のレビューなり口コミ情報なりを読んで評価を見てから検討する、なんて人も多いと思います。

そうしたレビューや口コミ情報は、一部を除き、だいたいはその商品やサービスなどを利用した人が自分で感じたことを自分の視点から述べています。世の中にはいろんな人がいるので、ある人にとっての最高の商品が、ある人にとっては最低な商品であったりもするのですが、多くの口コミ情報やレビューを読んでいると、だいたいその商品なりサービスなりの概要が掴めて来ます。どういう人向けな商品なのか、何が良くて何が悪いのか、などなど。



そして、ネット上の情報が重要視される流れの中で、何かしらの対価を得て書かれる広告に近い形のレビューや実際の製品を利用してもらっての体験モニターのような企画が数多く見られるようになってきました。こうした対価を得ているレビューや体験モニター情報ってのは、自らの感想を純粋に書いている口コミ情報と比べ、対価や製品提供を受けているから公平な視点で書かれていない、という人も多くいます。



私が思うに、これらの情報は「記事広告」「体験モニター」ときちんと銘打って書かれているのであれば、純粋な口コミ情報ではなくそういう「記事広告」や「体験モニター」なんだ、と判断して読めるからそれでいいと思うんです。

ただ、「記事広告」や「体験モニター」であることを隠しながら、さも「口コミ情報」であるかのように読者を騙した形のプロモーションは話になりません。過去にいくつもの製品でそのようなインチキプロモーションが行われていますが、それは読者から文句を言われても当然だよなあ、と。だって口コミ情報だと思って読みに来てる人を騙してるんだから。



このブログでは、いわゆる口コミ情報的な製品やサービスについての記事もあれば、宣伝広告や体験モニターのような形で何らかの対価をいただきながら書いている記事もあります。記事を書いている私からしてみると、どっちでも書いている内容に差をつけてはいませんが、「記事広告」や「体験モニター」の場合にはきちんとそう分かるような記事の書き方にしています。

細かいことを言えば、対価をもらったり製品提供を受けている物に関する記事の場合には、提供元が何らかの条件を望んだときは、私が書きたいこととバッティングしない限りは満たすように努力はしますが、もしバッティングするようならば、そういう記事執筆依頼は断っています。


Bento2における体験モニター


なんかちょっぴり重い話になりましたが、Bento2と体験モニター。このBento2の体験モニターは、50名のブロガーにBento2を実際に使ってみての感想、体験談を各自のブログで報告してもらうという体験モニター企画なのですが、Bento2というデータベースソフトのプロモーションとしては非常に面白い試みだったんじゃないでしょうか?

「データベース」アプリケーションを使う上で躓きがちな、最初の導入部分について、数多くのブロガーの体験談が読めるってのは、データベースソフトを使ってみようかな?と考えてる人に対して非常に有用なアピールになりますし、今回体験モニター上で同時に集めていた各ブロガーの作成したデータベーステンプレート、各自2つずつだったので、単純に計算しても100個ものテンプレートがこの体験モニター企画で集まった事になります。



今回の体験モニターのサイト
http://macfan.jp/sp/2008/bento2/
には、こうした体験モニター記事や、テンプレートがアップされています。

アプリケーション購入時に気になる、実際にその製品を使ってる人の生の声が見られることで、このBento2でできること、できないこと、いい所、悪い所がそれらの記事から参照できます。



実際に体験モニターとして、Bento2を利用するにあたって、他のモニターブロガーの記事は非常に参考になりましたし、「ああ、こういう使い方もあるんだ」と気づかされるものも数多くありました。記事の書き方が非常にうまい人が結構いたのも印象的でした。体験モニターとしての記事は今回で終了ですが、まだ未公開なライブラリもいくつかあるし、今後もBento2を使っていくつもりなので、また紹介記事を書くかもしれません。



Bento2体験モニター企画を実施してくれた、MacFan編集部とFileMaker社の方々、お疲れさまでした&ありがとうございました。