2012年1月19日のアップルイベントは教科書の再発明
2012年1月19日にアップルが予定していた教育関連スペシャルイベントは教科書作成環境(iBooks Author)とデジタル大学講義アプリ(iTunes U)の発表でした。
iPadを使った新しい教科書環境の構築
iPadを使って新しい教科書環境を作れるようにしたって今回の発表、iBooks Authorというマルチメディア電子書籍を作成するソフトが無料で提供されることに。教科書を再発明したってこと。
http://www.apple.com/ibooks-author/
iPadでよくみられるようなマルチメディア要素が入った電子書籍を簡単に作成することができ、これで教科書を作ろうって訳です。iWorksに準拠してるこのアプリ、縦書きにこそ対応していませんが、日本語も使えるので、日本語の電子書籍を作ることも可能。
iPadを電子書籍ビューワーとして教科書代わりに使おうってのを強力に打ち出して来てます。たしかにこれは便利。重い教科書を持ち歩かなくてもよく、またさまざまなマルチメディア要素が採用されることで紙の教科書よりもずっと分かり易くなってます。
デジタル大学講義を受けられる「iTunes U」もiPadアプリに
さまざまな教育コンテンツを配信してるiTunes Uもアプリとして利用できるようになりました。ここから世界中の大学の講義を受けることができます。
http://www.apple.com/jp/education/itunes-u/
電子機器の性能ではなく、それを使って何を実現出来るか?というビジョンとして、アップルは今回のイベントで教育をこう変えることが出来るんだ、という形を示してくれました。新しい次の時代の教育のためのツールとしてiPadを大きく打ち出して行こうという。
やはりiPadは一人に一台な情報端末の位置を狙ってるんですね。