パン焼き職人への道(3)「ごぱん」を作る
早いもので、うちでホームベーカリーを購入してからもう3年ちょっと経ちました。
うちのパン焼き職人も初代=私から、二代目:父、三代目:母、四代目:つまのひと、と受け継がれ、今は三代目の母がよくパンを焼いています。以前は朝食にパンを食べる事が多かったのでパンの消費量も多かったのですが、最近では両親が毎日パン食な分以外はほとんど焼かなくなってしまったので、週に2斤ほどしか焼いてませんでした。
たまにパンを食べたい!とか思っても、自分が食べる分が無くてちょっとパンから遠ざかっていました。
初代パン焼き職人の復活
最近、あまりにもパンを食べる機会が少なすぎて、週末もほとんど別なものを食べてることが多くなり、「・・・パン。パンが食べたい!」とパンを食べたい欲がついに爆発して、また初代パン焼き職人が立ち上がることに。
いや、自分でパン焼くだけなんですけどw
ひさびさのパン焼き職人でチャレンジするのは、「ごぱん」。そう、ご飯で作るパン。とは言っても、うちのはごぱん用のホームベーカリーでは無いので、普通に小麦粉で作るパンの材料の一部にご飯を加えて作るなんちゃって「ごぱん」。
「ごぱん」作りの始まり
米粉を使ったパンは、パン屋さんなんかで売ってることがあってたまに買うのですが、甘くてしっとりずっしりしてて美味しいんですよね。あれをホームベーカリーで作ってみたいと常々思ってたんです。
米粉だけでパンを作るのは、パンを作るのに必須な発酵に必要なグルテンが入っていないので、グルテン入りの米粉を使ったり、小麦粉のグルテンを足したりしなければなりません。家でお試しで作ってみる分だと、残ったご飯を普通のパンのレシピの一部として加えて作るお手軽ごぱんが良さそうだ、ってことで、あちこちのホームベーカリーレシピを見つつ、自分でレシピを考えてトライしてみました。
- ごぱん ver. 1.00
- 強力粉(うちの今の粉はER) 200g
- バター 17g
- 砂糖 19g
- 塩 3g
- ドライイースト 5g
- 冷ごはん 140g
- 牛乳 180cc
- 冷ごはんと牛乳をまぜ、30分ほど置いてふやかす
- 上記の材料をホームベーカリーにセット
- 普通のタイマー焼きで7時間後にセットしてパン焼き
・・・なんか上が凹んでますが、パンの形をしている!パンにはなっている!(たぶん)成功だ!!!
さっそく味見してみると、かなりずっしりみっちりしたパンとなっており、ご飯の甘みがしっかり感じられる。持った時の重量感は半端無く、普通のパンの二倍くらいの密度?に感じるのがご飯入ってる感を感じさせます。
調子に乗って二回目のチャレンジ
一回目の「ごぱん ver. 1.00」の成功、点数を付けるなら80点くらい?に気をよくした初代パン焼き職人(=私)は調子にのって次なる二回目の「ごぱん」へのチャレンジに。
- ごぱん ver. 1.01
- 強力粉(うちの今の粉はER) 150g(50g減らした)
- バター 10g(7g減らした)
- 砂糖 10g(ご飯で十分甘いので減らした)
- 塩 3g
- ドライイースト 5g
- 冷ごはん 200g(60g増やした。モアご飯!)
- 牛乳 180cc
- 冷ごはんと牛乳をまぜ、30分ほど置いてふやかす
- 上記の材料をホームベーカリーにセット
- 普通のタイマー焼きで7時間後にセットしてパン焼き
作り方はいっしょで、材料を少し変更しました。ver. 1.00では上が凹んだものの、普通にパンになっていたので、もっとご飯分を増やしてもっとむっちりに出来ないかチャレンジ。
冷やご飯と牛乳を混ぜて30分おいた所で、「あれ?そういやご飯にも水分入ってるから、牛乳は少し減らした方が良かったか?」と気づく。まあ、いいか、とそのままホームベーカリーにセットしてスタートさせると、なんか生地が混ぜづらそうでホームベーカリーがうんうんうなってる・・・どうやらご飯が多くなったせいで生地の粘り気が増して、うまく混ざらない様子。
やはり水分はご飯にも入ってる分が多かったようで、焼き上がりも少しべったり。水分とご飯が多すぎたようです。欲張りすぎた・・・。
次のごぱん ver. 1.02では、ver. 1.00で少し残ってたご飯のつぶつぶ感を払拭すべく、一旦ご飯をおかゆにしてからチャレンジしてみたいと思います。
参考記事:
パン焼き職人への道(1) ホームベーカリーを買うまで - 北の大地から送る物欲日記
パン焼き職人への道(2) パンを作るための材料 - 北の大地から送る物欲日記