タブレットで敵がいないiPadはこのまま突っ走ってしまうのかもしれない
iPadがiPhoneを抜く - 2月モバイルOSシェア | マイナビニュース
モバイルOSのシェアに関するニュース。
iOSのシェアが60.59%、androidのシェアが19.02%。最近のスマートフォンの販売台数ではAndroid端末の方が多そうなのに何故にこんなにシェアに開きがあるのか？
iPhoneとiPadの強力タッグで伸びるiOSのシェア
iOSの方はiPhoneだけじゃなくてiPadがあるから。バージョン/端末別OS比較となると、iPadが29.97%、iPhoneが28.14%、iPodが2.48%ってのがiOSの内訳となります。
Android端末だっていろんなメーカーからタブレットが出てはいるのですが、正直印象に残ってるのってほとんどありません。
iPadのすごい、いや恐ろしい所
iPadのすごい所は、スマートフォンとPCの間の部分にすっぽりと収まるデバイスだってこと。それは大きさ的な話だけにはとどまりません。
自宅の居間でのんびりソファに座りながらちょっとネットを見たい時。iPhoneはちょっと画面が小さくて見づらいけど、iPadならPCと同じような感覚でネットブラウズできます。ソファでくつろぎながら。
外出しての移動時ならポケットに入りどこでも持ち運べるiPhoneが便利ですが、ちょっと落ち着ける場所だとより画面が大きなiPadの方がずっと快適に何かをできます。
もともと自宅にPCはあるけれど、別にキーボードで何かを打ち込んだりする訳では無く読んだり見たりすることが中心な人。台所とかベッドで寝る前とか、PCを持ち込みにくい場所でネットを見たい人。今更小難しそうなPCの操作を覚える気にはなかなかなれないけれど、タッチするだけでいい端末なら使ってみたいっていう人。
iPadの利用に向いてそうな人々って、ものすごいたくさんいそうな気がします。今、スマートフォンとかPCとかをバリバリ使っていない人々。
そして外出先でいつでも持ち歩く、というよりかは、家の中のどこにでも持ち歩く、という用途だと、画面サイズが10インチ前後な今のiPadの大きさは小さすぎず、大きすぎない絶妙なサイズ。
タブレットデバイスなんてのは、随分と昔から何度も出ては失敗し、出ては失敗し、を繰り返してきたジャンルなんですが、iPhoneが成功した上で、そのiOSをうまくアレンジして活用して登場したタブレットデバイスiPadは、スマートフォンとPCとの間に位置する第3のデバイスとして受け入れられています。
モバイルシェアトップを奪回したiPadはまだまだ伸びる余地あり
うちでも、つまのひとがiPadにがっつりハマってて、家にいる間は一日中iPadと共に行動してると言っても過言じゃないくらい持ち歩きながら使っているのですが、その使いっぷりを見てるとiPadにハマるのも分からなくありません。
私がiPhone、つまのひとがiPadで同じtwitterを見てると、画面が大きくて情報量が多いiPadの方がずっと快適に素早く流れる情報を見られるのが分かります。たしかにPCに近い使い方ができるiPadはiPhoneよりも得られる情報量も多いし、画面も大きくて見やすい。大きいので操作もしやすい。バッテリの持ちも長い。
携帯電話を置き換えにかかってるスマートフォン、一人一台までは行かず、せいぜい一家に一台レベル＋α程度にしか普及しなかったPC、これらの間に位置する第3のデバイス、タブレットのiPadはその使いやすさ、手頃な価格から、今後、PCよりも多い台数まで普及する可能性を感じます。
iPadの次なる飛躍のタイミングはもうすぐ
iPad、iPad 2と両方を購入して試してみましたが、iPadは初代の時からかなり完成されているデバイスで、初代の登場からそろそろ2年になろうとしていますが、今でも不自由なく快適に初代iPadを使っています。
2012年の3月7日（日本では3月8日早朝）に発表される新iPadでは、以前から噂にあがっていた画面の高解像度化が機能的な目玉になるんじゃないかと。
iPhone 4でRetinaディスプレイが搭載されたのは画期的な進化だったと思ってるんですが、ついにiPadにもそれがやってきます。画面が大きいからこそ、高精細化して印刷物と比べても遜色の無いクオリティの画面になった時の印象は、いままでのiPad 2までと随分と変わって別物に進化するんだろうと。
MacやiPhoneを差し置いて、Appleの看板商品はiPadだよね、と言われる時代がくるかもしれないな、という予想は案外さっくり実現してしまうのかもしれません。
