車の運転とノマドワーキングと。

若い人が、今のうちに車を買ったほうがいい3つの理由 - Drive Space 2.5D Maniax」を読んで。

地方で仕事に出かけるために、生活するための足に車を使ってるので、まあ、対象外なんだけども。


運転免許証は取ってからが運転人生スタート


車を運転するのがスキルだってのは、確かにそのとおり。運転免許証を取得するために、数十時間に渡る座学と実技講習、そして試験に合格する必要があるが、だからと言って運転免許証を取得したからといって公道を自由がままに走り回れるスキルを充分に得られる訳じゃない。



免許取りたての頃、大学の同級生の仲間たちとレンタカー借りて、道内をあちこち旅行して回ったのは今となってはいい思い出だが、まあ、自分も含めてどいつもこいつも運転に関しては酷かった。


当時はまだ安いレンタカーを借りようとするとマニュアルの商用バン一択な時代で、トルクの太いディーゼル車だと運転は楽なものの、トルクの細いガソリン車のマニュアル車とかはエンストしやすくて初心者泣かせだった。



時代は流れ、今出回ってる車の大半はオートマ(CVTなども含めて)となり、エンストすることすら無くなりはしたが、車の運転という行為に慣れ、周りの車や状況を落ち着いて観察しつつ運転できるようになるのには、やはり数万キロ程度の運転経験は必要。


そして、いろんな車種(軽乗用車、小型車、普通車、大型車など)を自在に運転できるようになるには、もちろんそれらの車種を運転したことが無いとダメ。大きな車になると、その大きさに応じた車幅感覚が必要だし、内輪差も意識する必要がある。バスとかが交差点で大回りしてるアレ。あれはそうしないと、前輪と後輪の内輪差で歩道に乗り上げちゃうからああしてる。


都会で趣味で車を持つのは大変、だがスキルのために持つのはもっと大変


普段、車を運転してた経験の無い人が、いきなりレンタカーやシェアリングを使うというのは、運転スキルという面から無理がある。かといって、スキルのためだけに必要でもないのに車を持つというのも無茶な話。



それが趣味のため、という動機、モチベーションがあるなら、かかる費用や時間なども工面しようと思えるだろうが、たいして運転が好きでもないのにスキル習得のために車を持つのは、苦行でしかないから。


ノマドワーキングは車の運転と同じなのか、未知なる乗り物の運転のようなものなのか。


仕事の経験が全く無い人、ほとんど無い人がいきなりノマドワーキングってのも同じように無理がある、ってのも、仕事スキルを運転スキルと同じようなものとして捉えるのならば、そのとおり。



ただ、ノマドワーキングってのを、今までの仕事の延長線上ではない、全く別の新しい仕事スタイルとして考えてるのならば、従来の仕事スキルを習得していなくても、別の新しい仕事スタイルの経験を積んでいけば、それで成功できる目もあるかもしれない。

これに該当するような仕事のスタイルってのは、従来には無かったような、自ら切り開いて創り上げていくものだろうから、従来の仕事スキルの延長線上でってのより、もっと過酷な修行が必要なのかもしれないけど。