インドア系な趣味の楽しみ方の違い

ゲームに漫画にアニメ、いわゆるインドア、オタク系なジャンルに数多くハマリ、今でも現役バリバリ、卒業?ナニソレ生涯現役でしょ?な趣味街道をひた走って40代に突入して、気づけば隣にもう一人同じようなひとがいるんですよ。他ならぬ「つまのひと」なんですが、自分と同じような趣味趣向な人と一緒に暮らすようになって、同じ趣味でもハマリ方が随分違うんだなーと感じることが多かったので、そこら辺の話を。


正座して見るか背中で見るか


結婚したのを機にHDD録画対応してるテレビを購入して部屋に録画環境を構築しました。アニメ過疎地域な北海道ですが、数少なく、放映日が遅く、BSが無いと壊滅的な状況ながらも、なんとか見られる作品を中心にアニメを録画して見てるんですが、自分とつまのひとの視聴スタイルが全く反対。


私はアニメ見る時はそれだけに集中して見るタイプなので、正座して、は冗談としてもきっちり画面に正対して集中して見るんです。ところが、つまのひとの視聴スタイルは「背中で見る」。こう、別のテレビでゲームしながら、漫画を読みながら、背中で見てるんですよ、アニメを。音だけ聞いてて、気になるシーンなときだけ顔をテレビに向けてちら見してる。


「ちょ、見てるんじゃないの?」
「見てるよー」
「いや、ゲームしてるし」
「ゲームしながらテレビも見てる!」
「………(ちら見しかしてないよね?)」
「見てるよ?」
「………」


テレビが無いと死んでしまいそうなうちの両親の視聴スタイルもつまのひとと同じでチラ見スタイル。番組かけながら普段は全然別のことをしてて音だけしか聞いてないという見方。


買って繰り返し読むか、レンタルで一気読みするか


引越しの度にゆずったり売ったりして数を激減させるマイ漫画達、でも、何度数を減らしても、相変わらず新しい漫画を買い続けているため、同じ場所でしばらく暮らしているうちにどんどんと漫画が増えていき、本棚は前後列二段積み当たり前な収納な状態になっています。



そうやって購入した漫画、何故買うのかと言われれば「読みたいときに読むために」。ベッドの枕元にはいつも数冊の漫画が積まれてて、ちょっとした休憩とか眠る前とかに読むのが半ば日課ですし、たまにある漫画シリーズが気になると、全巻本棚から出してきて山積みにして、一巻から通し読みなんてのもよくある話。



今月でみると、最近やってるアニメ作品見て、ここしばらく購入忘れてたのを一気に最新巻まで揃えた絶対可憐チルドレン 1〜33巻をひさびさに一気読みし、いつの間にか連載再開?で続刊が出てたキン肉マンの38〜42巻を読み、最新巻が出たよつばと、3〜12巻を通し読み。(1〜2巻は貸しててまだ未返却)

キン肉マン 42 (ジャンプコミックス)

キン肉マン 42 (ジャンプコミックス)

よつばと! 12 (電撃コミックス)

よつばと! 12 (電撃コミックス)


とにかく気に入った作品は何度も何度も繰り返して読む派なので、購入するというのが当たり前な漫画読み道を歩んでたのですが、同じように漫画読みのつまのひとの読書スタイルはレンタル大量借り一気読みスタイル。

気になって読んでる漫画がかなり数多くになりとても買ってられない、でも読みたいから最新作がコミックレンタルに入るとどっさりと山のように借りてきて一気に読む。読む。というスタイル。他にもiPadでネットで読める漫画、web漫画系ではなく出版社からwebで読めるスタイルが提供されている漫画雑誌を地道にいろいろ見てるぽい。



そういえば、昔は私も雑誌で連載されている漫画を週に数十作品本屋で立ち読みして読んでた時期もありましたが、最近はそこまでして最新を追いかけてる漫画ってほとんど無いかも。せいぜい週数作品くらい。それもコンビニや本屋に行かなければ見ない週もあるという。

つまのひとも昔は大量に山のような量の漫画を購入してたようで、どうやら実家には大量の漫画がダンボール箱でいくつも山積みになってるようです。いつかはこっちに持ってきて自炊を……と言ってますが、いつ自炊するの?今でしょ!攻撃も効きそうにありません。


新しい作品を追いかけ続けるか一つの作品にどっぷりハマるか


つまのひとと十数年ぶりに再開した日に話した会話の中で覚えてるのが、やたらと「A列車で行こう」の話を熱く語ってたこと………どんだけゲーマーですかw


ちょっと前に「ゲーム機をどれくらい持っていたのか数えてみた - 北の大地から送る物欲日記」でも書きましたが、私の場合はやりたいゲームがあればそのハードを買う!的にゲーム機をもりもり購入し、いろんなジャンルのゲームをやるスタイルなので、新しい作品を追いかけ続ける、あまり一つのゲームをずっと続けてってことがありませんでした。

まあ、ここ数年はそのペースも結構落ちてきて、ひとつのゲームを続けてプレイすることも多くなって来ましたが。ああ、そうか、あまり一つのゲームを続けてプレイしないってのは、単にどんどん新しいゲームを買ってるからで、購入ペースが落ちれば一本を長くプレイするのか。



つまのひとは一つのゲームにドハマリして延々やってるタイプ。ハマったら最後、一日数時間、こっちの世界に帰ってこーい!ってくらいゲーム続けてます。去年まではiPadでパズルゲームにハマってて、今はもうドラクエX一色。ドラクエやるために専用テレビを買ったら?って提案したら速攻購入したくらい。


趣味との付き合い方


物凄い大雑把にくくると、漫画・アニメ・ゲームみたいなジャンルの楽しみ方って、ひたすら深く潜っていくか、浅く広く広範囲に楽しむかって形があって、我々の場合はこんな感じで楽しんでます。

つまのひと
アニメ 深く集中 浅くながら見
漫画 深く熟読 浅く広範囲読み
ゲーム 浅く広範囲プレイ 深くどっぷり


どれも10代の頃からハマり始めたこれらの趣味も、何十年にも渡る長い間ハマってるとそのハマリ方もいろいろと変化したりもします。時代が変わって作品の楽しみ方が変わったり、自分の周りの影響を受ける人が変わったり、自分の生活環境の変化で趣味の楽しみ方が変わったり、と。



今は昔と比べてマルチメディア展開する作品が増えたので、一回ハマると関連作品を種別(漫画、アニメ、ゲーム、ラノベなど)構わずガンガン集めるタイプな私でもだんだん付いて行ききれなくなってます。

ゲームも学生時代は対戦ゲームをよくプレイしてましたが、もうそういう仲間が周りにいなくなった今ではネットプレイできるもの以外は対戦系はさっぱりやらなくなりました。コントローラーが部屋に溢れなくてスッキリです。

つまのひとは「浅く広く楽しむ」方法を進化させてるようで、気になるゲームを私に薦めて購入させ、プレイしてるのを後ろから見るとか(シュタインズ・ゲートがそうだった)、私がある作品の関連作品にハマってまだアニメ化されてない原作の先の部分を読んでたりすると「先の展開を要約して解説お願い」とか。省エネすぎw



歳取ると、どんどん好きな作品が増えていくけど、それを楽しむための時間は有限で。新しい作品ってのは、同時期に発売される作品だけじゃなくて、それまでの過去の作品もライバルなんですよね、それを楽しむ人々の時間を確保してもらえるかどうかって点では。

人生、いつリタイアして隠居生活に入ってももうずっと楽しめるだけのコンテンツの山を知ってるけど、そんな隠居生活はたぶん来ないだろうから、うまい付き合い方を考えて行かないといけませんね。