パッケージではなくダウンロード販売でゲームを購入するときに感じること

最近購入した3DSWii U、両方ともプレイしてるソフトのほとんどをダウンロード版で購入してます。



いちいち別のゲームをする度にディスクやカセットなんかを交換するのはずっと面倒に思ってたし、部屋にゲームソフトが溜まっていって置き場が無くなるってのも気になる所だったし、欲しいときにわざわざ店に出かけること無く売り切れの心配なしに購入できるダウンロード版があるってのは嬉しいことなんだけど、100%安心して買ってる訳ではありません。



以下、ダウンロード販売のゲームソフトを購入しながら感じてること。

  • パッケージ版と値段が変わらないのは腑に落ちない

ダウンロード版のソフトを購入するってことはゲームソフトのデータだけダウンロード購入するってことで、パッケージ版であるゲームパッケージ、マニュアル、ディスク等々は全て手に入りません。しかも、ゲームハードメーカーが直接運営してるネットショップからダウンロード購入することがほとんどで、問屋や店舗みたいな中間マージンがかかる部分は存在せず直接メーカーから購入してることになります。

それにも関わらず、パッケージ版とダウンロード版で価格が同等、しかもダウンロード版はショップが付けた価格そのままでパッケージ版はあちこちの店舗で割引価格で買うことが可能な現状だと、パッケージ版とダウンロード版の価格が同じ設定だと、実購入価格はパッケージ版<ダウンロード版となることが少なくありません。

ダウンロード販売のためのインフラにコストが掛かるのが分かりますが、パッケージ版からダウンロード版になって浮くコストとそれが同等とは思えません。


  • 本体や保存メディアの故障で再ダウンロードできるとしてもセーブデータがどうにもならない

たいていのダウンロード販売では、故障等でゲームソフトデータを消失してしまった場合に再ダウンロードできることが説明されていますが、ユーザーがプレイしたゲームのセーブデータに関してはどうにもなりません。ゲーム機がネットワークに繋がってるのがほぼ当たり前と化している今、もっと積極的にゲームセーブデータのクラウド保存サービスを普及させてもらいたいところ。これはダウンロード版だけじゃなく、パッケージ版でも有効なサービスでしょうし。

できれば、全てのゲームがセーブデータクラウド保存サービスに対応してくれるよう、ゲームハードメーカーが音頭を取って進めてもらいたい。


  • インストールが面倒

これはちょっとわがままな感想なのかもしれませんが、ダウンロードに何十分、何時間もかかった後、ようやく完了して、いざプレイ!ってところで、インストールが始まってまた何十分も待たされるってのはがっくりきます。ダウンロードとインストール、合わせて一つのプロセスとして見せるとか、なんていうか無駄に待たされる感を感じさせないUIを望みます。




ゲームではありませんが、AppleiTunes store音楽配信とかAmazonKindleストアで購入した電子書籍とか、ダウンロードで何かを購入するってことに対する配慮が結構行き届いてて、使ってて気持ちいいんですよね。iPhoneで曲やアプリ購入したら、MaciPadにも自動でその曲ダウンロードされるように出来たり、kindle電子書籍を読んでてiPhoneで途中まで読んでた続きをiPad開いてそのまま読めるとか。

そういう細かいところにこだわるのが日本製品の売りだったのはもう昔の話なんでしょうか? モノではなくデータの取り扱いとかシステムの話ですが、そういう気遣いが感じられるサービスがこれからは受け入れられていくんだと思います。