閉じられたSNSの世界と開かれたブログの世界

SNSは招待制だったり、特定の目的の為に集まる場所だったりと、誰もが参加する場では無いというイメージがある。勿論それは、荒らしを非参加にしたり、気の合った者達だけで楽しめるというメリットがある。

 しかし同時に、全く予想もしなかった人と知り合うとか、考えが違う人と意見交換をしたりとか、そういう楽しみが無いなぁと。

ネットにおける誰かとコミュニケーションを取る場所としては、閉じられていて他からの干渉を受けない=SNSという場と、開かれていて誰でも参加できる=ブログという場に役割分担していくのが望ましい形なのかな、と思っています。


どっちが面白いかなんて考えると、どっちも面白いんですよ。


アクセスコントロールできて、他からの干渉を受けずに知り合いとネット上でコミュニケーションをとる場所としてはSNSは最適で、遠く離れた知り合いともSNSを通じてまるで近くに住んでいるかのように触れ合えます。ごく一部の知り合い集団だけで内輪話をするための場所が欲しいときにも、きちんとアクセスコントロールした場所を用意できて、そこで開放された場所では書けないようなことも書けるというのは楽しい。

多くの人がネット上に参加するようになり、そしてアクセスコントロールが可能なことによって、こういう機知の知り合いとネットを通じてコミュニケーションするという楽しみ方が可能になったわけで、最近じゃ知り合いと久しぶりに会うと「mixiってやってる?」と言うのが合言葉になってたりします。



一方、普段の自分の生活範囲だけでは絶対に知り合うことのできないような人々と語り合えるブログももちろん楽しいです。パソコン通信やインターネットを始めた頃からずっと楽しんでいる形は、こっちの多くの人と知り合える場所というブログのような場所で、これももちろん楽しくてやめられない。

ただ、こちらはネットという場所を理解して参加しないと痛い目に合うことがあります。リアルな生活の肩書きはほとんど役に立ちませんし(同じくリアルを大事にする人には重んじられるかもしれませんが、ネット上ではリアルとは独立した立場だという考えの人の方が遥かに多い)、周りに気を使わない発言を繰り返していると多くの人に非難されたり、匿名を名乗る人達からの集中攻撃を受けたりします。

まとめれば、オープンな場であるブログは多くの可能性を秘めているけれども、よく考えて行動・発言しないとそれ相応なしっぺ返しを食らうことがある、ということで、SNSに比べると敷居が高い。


結局、それぞれに特徴があって、別の方向性を持ったサービスなのだから、それぞれの利点をうまく生かせる形で利用すればいいんじゃないかと。一時期は、ブログとSNSmixi)を同じものと考えていて、SNS面白くないやと思ってたけど、知り合いと語るクローズドな場所として再利用し始めたら、かなり使えることに気づいて最近では両方とも同じくらいの頻度で利用するようになりました。

将来的には、ブログを通じて知り合った人ともmixiでやりとりできるようになったらなぁ、と思いますが、それはもうちょっと先の話になるかな。パソ通、ネットゲームで知り合いあった知人はかなりの数がマイミクにいるんですけどね(笑)