目で味わう料理を記録する
前菜がサービスされたその時だ。「おいしそう〜」という甲高い声と共に、4人はおもむろに携帯電話を取り出し、間髪いれずに「カシャ」「カシャ」「ピンポーン」「ぴゆ〜」と写真を撮り始めた。
静かだったレストランの空気が固まった…。
いまや携帯電話にも当たり前のようにデジカメが実装されるようになって、誰しもがデジカメを持ち歩きカメラ撮影できるようになって、その使い方のマナーが問われるようになってきました。
電車の中で携帯電話で通話していると周りが迷惑するように、レストランの中で携帯電話のデジカメで写真を撮りだすと、そのシャッター音のせいで周りの雰囲気を壊してしまうこともよくあるシチュエーションな気がします。
確かに自分が食べている食事を記録したいとか、レストランなどで凝った盛り付けのメニューなどを見て「あぁ綺麗だなぁ、これを撮って他の人にも見せたい」って思うのは何の不思議もありません。
ただ、残念ながら携帯電話のデジカメは盗撮防止のためにシャッター音を消すことができないようになっていて、撮影時にはどうしても音が出てしまうので料理の撮影には向いていません。
じゃ、デジカメで撮ればいいのか、と言うことになりますが、実はそれが結構難しいんです。
さきほどの音に関しては、ほとんどのデジカメはシャッター音を消せるから問題ないのですが、さすがに店内でフラッシュを炊くのは、普通のレストランでははばかられるでしょう。(居酒屋などではそれほどかまわないでしょうが)
そうなるとフラッシュを炊かないでの撮影になるのですが、薄暗い、近い(マクロ)、コンパクトデジカメ、などの悪条件が重なることがほとんどですから、非常に撮影は難しくなります。
そういう意味で、最近の流行になってきた「高感度、手ぶれ補正」搭載のコンパクトデジカメには興味があったりします。今所有してるコンパクトデジカメ(EXILIM ZOOM EX-Z750)は名機なのですが、「高感度、手ぶれ補正」機能は持ってないのがくやまれます。カシオの後継機種はその辺には弱いみたいなのが非常に残念で・・・。
個人的にはかなり評価が高かったソニーのサイバーショットT9の後継のT30辺りが気になるんですが、メモリースティックってのがね。こういうとき独自規格はほんとネックになります。
ソニー SONY デジタルカメラ サイバーショット T30 ブラック DSC-T30 B
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
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