情報収集はRSSリーダーで完結しうるか?

いま、RSSリーダーを使っているユーザの大半はこれまでの「ローカルのお気に入りを逐一クリックしてサイトを巡回する」体験を経てきた世代で、RSSリーダーを「(これまでの辛気くさい作業に比べて)なんて楽で便利なものか」と重宝する感覚で使っている向きがほとんどだろう。(自分がまさにそう)

だから、RSSリーダーで面白そうなエントリを捕捉したときはタイトルをクリックしてコメントやトラバがついていないか自然にチェックする習性はまだ残っているように思う。

RSSフィードの全文配信がデフォルトになったら、それだけを読んで終わりにする人が出てきて、ブログでのコミュニケーションが希薄になっていくのでは?という話。確かにRSSリーダーに頼りきる人が多数になったら、ブログでのやりとりは希薄になっていきそう。


私のRSSリーダーの使い方は、実はアンテナとかとあまり変わっていなかったりします。

  1. 新しく更新されたエントリー、サイトをチェック(ここでRSSリーダーだと記事の一部が読める)
  2. 気になったものは全部タブで展開(数個〜15個程度)
  3. それを端からひとつずつ元サイト、元ブログの方を読む
  4. 引用元、原典などがある記事はそれも読む
  5. お、と思った記事はコメント、トラックバックはてブコメントを見てから、はてブで;ブックマーク

トラックバックで興味深い記事があれば、それをまたタブで開いて追っかける)

  1. 以下、全てのタブについてそれを繰り返す

てな感じ。

RSSリーダーはあくまでちょっと便利になったアンテナ、個別記事見出しや記事の一部がわかる程度の位置づけで使っています。まぁ、ちょっとといいつつその差は大きいですが。おそらくRSSリーダーで全文配信されるようになっても、このスタイルは変えないと思います。

私みたいな人にとっては、RSSフィードが一部配信だろうが全文配信だろうが全然変わらないんですが、RSSフィードを見るだけで完結してる人にとっては、一部配信と全文配信は全然違う意味をもつんでしょうね。でも、全文配信されても、本文だけで情報収集をとめてしまうのはもったいない気がします。