Wikipedia&はてなキーワードで情報と引き換えの宣伝をする意味


アラこれは便利だ! - 少しだけ真面目に書いてみる Wikipedia の将来についてのお話し」(from Alpha Clipper Clips)を読んで。


いろんなキーワードをGoogleやYahooのような検索エンジンで調べたとき、Wikipediaはてなのようにキーワードを編集して作成しているサイトがよく引っかかるのですが、それならばそこで企業が宣伝を行うということも有り得るんじゃないかというお話。

宣伝だけの情報なんかは、見ている人間が消してしまえるので、ある程度の自浄作用が期待出来るわけです。

という部分に期待すれば、企業が持っている有用な情報がWikipediaのような集合知のサイトへと開放され、企業側はその見返りとして自社サイトへのアクセスを得ることができる、という未来が想像できますね。

はてなキーワードWikipedia て似てるようで全然違うよなーと僕は思います。
会社がはてなキーワードに、情報を提供するメリットとかを考えてみたんですが、あんましないような気がしないでもない。

はてなキーワードWikipediaもそんなに違いはないんじゃないかなぁと私は思っています。違うかなぁと思うのはキーワードのジャンルの傾向とはてなキーワードはどうしてもはてなのコミュニティに特化したものになりがちな所くらいかな?


情報を提供してもらう側のはてなWikipediaの視点で考えてみると、はてなはてなのコミュニティから収益を上げている会社なので、その中にあるはてなキーワードに企業が情報を出して、その見返りでアクセスを、というのははてな自体のアクセスが増えるという意味で有用だと思うのですが、一方のWikipediaの場合は、文化的に宣伝のような行為を嫌う人が出てきそうな気もします。

一方の企業側としてみれば、自社の情報を提供することで自社サイトへのアクセスが増えるのなら、Wikipediaだろうとはてなだろうと、いや、どうせなら両方に情報を提供するのが一番効果的ではないでしょうか。


そういう未来が来た場合には、どこまでの宣伝が許されるのか、上述の単なる宣伝に対する自浄作用って辺りの線引きを、ウィキペディアンなりはてなユーザーなりがどのように考えるか、というところでこの方法が普及するかどうかが決まると思います。