見てみて!と思うほど、人がこなくなることもある


明日は明日の風が吹く - コツコツ書いてれば、いつか誰かが読みに来る(from 北の大地から送る物欲日記)」を読んで。

それが前提にあって、そしてそうやって頑張って色々思う事を書いているけど、なかなか見て貰えないって人がいると思う。そういう人は、少しはSEOなんかも意識して、中身に注力しつつ、少しは見易くしてみるとか、検索結果で上位に出るような仕掛けをしてみるとか……そうやって「一生懸命思いを込めて書いた文章」を「少しでも多くの人に見て貰う機会を作る」事は、しても悪くないんじゃないかと思う、という意味で、前のエントリを書いた。

長年、ホームページやらブログやらやってきておぼろげに思うのが、自分の書いたものをいろんな人に見てもらいたいって気持ちと、誰かが自分の書いたものを見に来るってことは、もしかしたら相反するものなんじゃないかな?ってこと。


誰かがどこ経由からかは分からないけど自分のサイトに書いた記事を見に来るのって、自分が書いたものを見て欲しいって自分の気持ちを汲み取って見に来てくれたわけじゃなくて、記事の内容に興味を持ってきただけのこと。私が見に来て欲しいって思ってる気持ちは、見に来る人には何の関心もないことなんです。

年少者のサイトにありがちな「無断通りすがり禁止、見たら書き込み残してください」とか、ランキングサイトに登録してるとこの「面白かったらクリックしてください!」って主張、検索トラックバック、などなど、「自分を見て!」「私を評価して!!」って気持ちが見えるものって、自分がいろんなサイトを見てるときには非常にうっとおしく思えます。見たいのは、あなたの自己顕示欲ではなくて、あなたの主張なんですよ、と。

目障りにならない程度ならSEOに気を配ったり、見やすい文章を書く努力をしたり、そういうのも大事なんだけども、たいていの人はそれをさりげなく行うことができずに行き過ぎてうっとうしいくらいの客引きになってしまっている気が。幸い、普通のブログサービスを使ってブログをつけていれば、別段SEOなど意識しなくても、それなりに人はやってきてくれるようになっています。だから、そっから先は自分の文章を磨くのにかかってるんじゃないかなぁって思うんです。


yas-toroさんと私の主張って大筋同じようなところで、お互いのSEOに関する思いの微妙な違いがあるって感じですね。私はその辺については検索エンジンまかせにしてる部分があって、「きっとそのうち書いたものと読みたい人とをうまくマッチしてくれるようになるさ」、「SEOテクニック的な事柄って、検索エンジン側の意向でころころ変わりがちな部分だから、そこに注力する時間がもったいない」、などと考えています。