情報の海を漂いながら思う


忘却防止。 - ネット断ちの効用〜情報収集のアンテナをときには研ぎ直してみよう」を読んで。


日々、ウェブ上のあちこちのニュースやブログエントリを見ながら、特に情報収集するんだ!って意識はなくともさまざまな情報を取り入れています。他にもテレビやラジオだったり、家族や学校、会社の人との会話だったりといろんなところから情報は収集できるけど、ネットからの情報収集の特徴は、アンテナを自分用に細かくチューニングできるってところだと思う。


テレビやラジオは、視聴する番組は選べてもそれ以上細かい部分までは選べない。自分の身の回りの人との会話の場合は、会話できる間柄の人はおのずと限定されてしまっている。

でも、ネットならば、さまざまな情報に関するサイトがあって、そのどれを見るかは自分で選択できるし、会話とまではいかなくとも、誰かの主張を見られる、そうブログのような存在は自分の身の回りの人だけでなく多くのブロガーの中から選ぶことができる。より自分の欲しい情報を得るために、自分用にアンテナをチューニングできるってところがネットの大きな特徴なのではないでしょうか。


アンテナというネット巡回の道具を研ぐ

普段は自由な時間があればいつもはてなにログインしているからはっきりと気づかないけれど、一度にさばききれないような大量の情報を前にすると、摂取する情報に自分自身が優先順位を無意識のうちにつけているのではないかと思えてきた。

RSSリーダーはてなブックマークはてなアンテナ辺りが自分のウェブ上の情報を見る際のアンテナなのだけど、とてもじゃないが全てをチェックする余裕のある日はありません。RSSリーダーに登録しているブログは100を超えているし、はてなブックマークの自分のお気に入りに入っているブックマーカーが毎日ブックマークする記事はおそらく数百はあるでしょう。


この手のアンテナ的ツールを使うにあたっては、なるべくアンテナの感度を上げようとしてかなり緩めな基準で自分のアンテナにサイトなりブログなりを加えることが多いです。同じブログを2〜3回見たら登録するし、読んで「おっ?」と感じた記事なら1度見ただけでRSSリーダーに登録することもよくあります。

そうやって自分のアンテナをどんどん拡張はするんだけど、その中で優先的に見るサイトなりブログなりってのはやはり無意識に決まっている。私の場合だと、このブログの左サイドバーにある「巡回先:ネット」の中のサイトがそう。あ、分類してリスト化してる時点ですでにもう無意識的じゃないか(笑) でも、そのサイト群はある時点でここはいつも優先的に見てるよなぁって感じたものをグループ分けしたもので、それまでは無意識的によくみているという存在でした。



たまに情報収集の手を止めて、自分のアンテナを研ぎなおすって行為を行うのは大事なことだと思う。職人が自分の使う道具の手入れを欠かさないように、ネットを見る我々にとっての道具はこのアンテナなのだから。

ちょっと怠惰な考え


RSSリーダーで記事を開いたことをチェック、カウントして、そのサイト・ブログをどれくらいの頻度で見ているかを記録するようにし、自動的によく記事をチェックしているサイトとそうでないサイトを自動分類してくれるようなしくみって作れないもんでしょうか。

システム側からの、あなたはこのサイト・ブログを気に入っているようですよ?という情報の提案。


はてなブックマークで、自分がよくブックマークしているサイト・ブログをリスト化してくれるってのも面白そう。


本人はそれと意識していない行動(RSSリーダーからの記事閲覧、はてなブックマークのブックマーク)も、自分の興味を示したものを記録するという情報の記録なんですよね。せっかく記録してるんだから、有効活用したいところ。