ネットという手段を得て何ができるようになったのか

昨日に僕が考えたことをネットにアップロードすると、今日に沢山の人が読んでくれるわけですが、考えてみるとこれはすごいことです。

ネットを通じてできること、できないことはいろいろあるけれど、誰かに何かを伝えるってことに関してはネットってのはいままでになかった可能性を見せてくれます。


自分が考えたことを文章にしてネット上にアップしておくと、どこかの誰かがそれを読んで反応してくれたりする。自分もどこかの誰かが書いてネット上にアップしたものを毎日のように読んで、時にはそれに反応したりする。


ネットが無かった時代には、実際に会話できる間柄の人、範囲を広げて手紙を書いたり電話をしたりできる人くらいまでにしか何かを伝えることができなかったのが、今じゃネットを使うことで、自分の考え、思いを簡単に誰かに伝えることができる。



自分の名前を出さず、普段は言えないようなことを書いたり、何かを告発してみたり、大勢で馬鹿な会話して楽しんだり。本名やネット上の名前を名乗りながら考えや思いを書き連ねることで、ネット上に自分の分身を作ってみたり。自分が何かを作り出すクリエイターなら、人に自分の作ったものをみてもらうのにネットほど便利な手段はないだろう。


一般の人がネットを使うことが可能になったのは、1995年くらいではないだろうか? 今は2007年だから、人々がネットという手段を使って情報をやりとりするようになってからまだ12年ほどしか経っていない。たった十数年くらいの歴史しかない。



でも、たった十数年という短い時間で、ネットは私達の世界を大きく変えてしまった。



メールを使って世界中の人々と時間を気にせず文章をやりとりすることができるし、画像や動画だって送ることができる。環境さえ整えば、地球の裏側の友人とネット上でテレビ電話するのだって簡単にできたりもする。

一昔前なら図書館に行って文献を引かなければ分からなかったようなことも、検索エンジンで検索することですぐに答えを見つけることもできる。家に居ながら、どんなデパートよりも多くの品揃えを誇るであろうさまざまなネットショップを使って買い物をすることもできる。

どこかに出かけようと思ったら、電車の乗り換えや現地の地図、天候もネットで事前に調べておくことができる。

テレビで見たニュースについて、世の中のみんなはどう考えているのか。果たして報道されていたことは本当のことなのか。いままで隠されていて知りえなかった情報や、自分の周りの世界だけじゃ気づかなかったモノの見方、考え方もネットを通じてみることができる。



ネットが我々に与えてくれる情報や、ネットを通じて利用できるサービスは、それが無かった頃と比べると信じられないほど便利で快適なため、ついそれを受け取り享受することばかりに夢中になってしまい、ネットの持つもう一つの可能性を忘れてしまいがちになる。



そう、ネットは我々に多くのモノを与えてくれるけれども、逆にネットを使っていろんなモノを与えることもできるのだ。

ネットを使って自分の世界を広げることだって可能になる。ブログを書けば、見ず知らずの大勢の人語り合うことができるし、ネットで自分が作った何かを発信することだってできる。ネットで思いを同じくする同士を探して、何かをやり遂げることだってできるだろう。



ネットという手段は、誰の前にも同じように広がっている。それをどう使っていくかは人それぞれ。



どうせ使うなら、自分の好きな人たちと楽しいことしたい。前に面白そうなことをしてる人がいればそれを教えてもらい、後ろから来る人たちに伝えてあげたい。

ネットを通じて、いろんな人からいろんなモノをもらった分は、多くの人に分け与えないとなぁ、と思って、駄文ではあるけれども、後から来る誰かのために、これからもブログを書いていこうと思う。