コミュニケーションしたい相手との繋がりを与えてくれるTwitter


爆発的広がりを見せるソーシャル・メディア(前編):中身の無いコミュニケーションがなぜ若者に広がっているのか?:ITpro」を読んで。


いきなりタイトルから「中身の無いコミュニケーションが・・・」と挑発的(笑)なのが気になりますが、Twitterの面白さって何?系の記事です。

むしろ数カ月,半年と書き込みが蓄積されていき,後からこれらを振り返ったときに,自分の行動パターンや思考の流れなど,今まで気付かなかった何かが,急に浮き上がってくる。これがTwitterの面白さではないかと言われている

Twitterを使い始めて4ヶ月ほどになりますが、後から過去ログを振り返るってことはほとんど無いように思います。振り返るとしても、せいぜい直近1〜2日分くらい。Followingが400オーバーなこともあって、ログが膨大過ぎて振り返れません(苦笑)

自分の発言だけなら振り返れはしますが、単に直列に並ぶ自分の発言過去ログだけでは、行動パターンや思考の流れはつかみにくい。


Twitterの面白さは、自分が何かをつぶやいたり、誰かのつぶやきを見たりしているその時々で、今までではありえなかったような繋がり(コミュニケーション)が得られたり、瞬間的な盛り上がりを楽しんだりって部分にある気がします。過去ログを振りかえるというよりかは、その刹那を感じるって感覚のが近い。

過去ログを振り返るのは、祭りの跡を見に行くという感じ。楽しそうな盛り上がりは見つけられても、その瞬間にいないと参加はできません。

日本でTwitterと似たサービスとしては,「リアルタイム日記」と呼ばれる携帯電話用の簡易ブログが,特に女子高生の間で流行している。

女子高生の知り合いはいないので、彼女らの間でどのようなコミュニケーションが流行しているのかは分かりませんが、Twitterにはまり始めた頃、「あ、これって若者が携帯電話で自分の状況をメールしあうのにすごい似てるんじゃ?」と思ったのを覚えています。


若者だと、自分の身近な知り合いを中心とした輪で繋がっていきますが、ネットでいろんな世代、種類の人と接するのに慣れたギークな層だと、ブログ、ソーシャルネットワークWebサービスなどどこかでひとつでも接点があれば、そこから輪が広がっていくという感覚があります。

そういう接点の役割としては、Twitterは非常に有力なツールな気がします。簡単に自分のアンテナ範囲を広げられて、切ろうと思えば簡単に切ることも出来る。

「内容の無さにもほどがある」といったところだろう。それでもFischer教授は,あえて心理学的な分析を下すとすれば「重要なのはコミュニケーションの内容(content)ではなく,つながっているということ(connection)自体にあるのだろう」と述べている

内容にどのような意味を見出すかは、傍から見てる第三者じゃなくて、つながってコミュニケーションを取り合っている当人同士。

自分がコミュニケーション取りたい内容を持っている人と繋がる機会を与えてくれる、それがTwitterのようなミニブログが受けている最大の理由だと思います。