iPod利用をふまえてのiTunesプレイリスト活用法
「iTunesでPC上に自分の音楽ライブラリを作成し、その全部または一部をiPodで外に持ち出す。」
昔からiPodに注目してたり、アップルの発表をマメに見てたりするような人には当然すぎるこの大原則なんですが、世の中一般の大半の人はそのことを知らなかったりします。カセットテープ、CD、MDなど、録音メディアに音楽を入れて持ち運ぶ、という使い方とは全然違うんです。
「iTunesはiPodに音楽を転送するだけのソフト」だと思ってる人は、iTunesを使ってiPodにデータを入れた後、どうにかしてiTunesの音楽ライブラリのデータを消そうとします。だって、PCのHDDの容量を無駄に使ってるから。iPodの中にデータあるからいいじゃん。
で、iTunesの音楽ライブラリを全部消して、iPodを繋いだらiPodの中のデータも全部綺麗に消えて切れる、と。
iTunesはiPodに音楽データを転送するソフトではなくて、PC上に音楽ライブラリを作成して、それをiPodで持ち運び可能にするソフトなので、PC上の音楽ライブラリは消しちゃいけないんです、使い方としては。この辺は、アップルの説明不足さを感じます。
PC上で音楽ライブラリを管理することで、アルバム名、曲名、アーティスト名やアートワーク(ジャケット画像)などのメタ情報を管理するのはPC上で行い、iPodにそのデータを同期させて、外でも自由に自分の音楽ライブラリを楽しむことができるようにするってのがアップルの想定してるiPod + iTunesの使い方。
音楽ライブラリの容量が大きくなるとiPodに全ては入りきらなくなるので、その場合は繋ぐ度にオートフィルという機能でランダムに選んだ曲を容量まで詰め込んで持ち運べるようにしたのがiPod shuffleって製品。
一日、ずっとiPodで音楽を聴いてたとしても、4分の曲の場合、1時間で12曲、10時間で120曲。毎日、ランダムに選んだ曲でデータを入れ替えていれば、それは自分の音楽ライブラリ全体を持ち運んでランダムで聴いてるのと変わらない、ってのがiPod shuffleの考え方です。
iPod shuffle以外のiPodでも、自分の音楽ライブラリを入れるのに容量が足りない、一部の曲を選んで入れる必要がある、ってときには専用のプレイリストを作成して、そのプレイリストの曲だけを転送するように設定するのですが、iTunesで便利なのはただ自分の選択した曲リストを作るだけのプレイリスト機能以外に、自分で設定した条件の曲を自動的に集めてくれるスマートプレイリストって機能があること。
「ここ3ヶ月以内に追加した曲で、時間が6分以内で、マイレートが★3つ以上の曲」とかを条件設定してスマートプレイリストを作成し、ライブアップデート(常に条件を満たすように自動更新すること)をチェックしておけば、その条件どおりな曲が揃っています。
iPod nanoやiPod touchなどを購入する場合でも、容量が足りなくて音楽ライブラリの一部を転送しなきゃいけないって場合は多そうですから、いろいろとスマートプレイリストのうまい作り方を知っておくといいと思います。
この記事が参考になります。
Desire for wealth : iPod touch & iPhone 時代のスマートプレイリスト設定 - 足りないところはスクリプティングで
今のiPodシリーズは、音楽だけじゃなくて、写真や動画も持ち運べるようになってるので、どのデータをiPodに入れるかってのは非常に悩ましいところですね。
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