たくさん出てきたiPodレビューを見て


iPod touchの店頭売りも始まって、実際にiPod touchを入手した人が増えてきました。それによって、iPod touchについて触れたブログ記事もがんがん増えてきています。

今日はそんなiPod touch関連の記事の紹介。


iPod touchに関する提言


マイクロソフトの社長であった古川享氏のブログ、「古川 享 ブログ」ではiPodに関する話がこれでもか!というくらい詳細に記されており、その量・内容ともに圧倒される。こういうガジェット好きなんだろうなぁ、というのがひしひしと伝わってきます。


iPod touchを使っての使用感も書かれており、気になる点だけではなくどうすれば良くなるだろうかの提案まで書かれていて興味深い記事となっています。同じiPod touch使いとして、それを読んで思ったところを。

昔からiPodはクイック・ホィールを回転すればボリューム・コントロールができるのは当たり前の作法でありますが、iPhoneの場合にはクィック・ホィールが無いので本体の側面に携帯電話の音量制御に使うような細長いボタンが2連で並んでおりそのどちらかを押さえることにより音量の調節ができます。さて、iPod touchで音楽を聴いている時に、「うっ、この曲の音はチョット大きくてうるさいな」と思った時に、どのようなアクションが必要とされるでしょう?(以下、私はパスコードによるロック機能を登録しているので、という前提で、さらに今聴く音楽をCover Flowより選んだという状況であると仮定してお話しますと...)

パスワードによるロック機能を使ってなかったのですが、4桁の暗証番号を登録できるのですね。


で、本題のiPod touchで音楽を聴いてる時に音量調節をしたくなった場合の話ですが、「ホームボタンをダブルクリックして、ミュージックのミニダイアログを表示させる」ってので、簡単に音量調節することが可能です。

このミュージックのミニダイアログ(表示形態は2種類あります)では、再生曲の戻る、進む、再生・一時停止、ボリュームを操作することができます。

この「ホームボタンをダブルクリックして、ミュージックのミニダイアログを表示させる」操作はどのタイミングでもほぼ有効で、スリープ時でも有効ですし、一旦ホームボタンを押してロック解除の画面に入ってしまっても有効です。(ただし、パスコードの入力画面ではダメでした)

さらに、ビデオ(ミュージックビデオ)の再生時には、再生画面を横で表示した状態でないとボリューム・コントロールは表示されません。「音がちょっとうるさい」と思った瞬間に、「今聴いているのはミュージックなので、縦位置のみでコントロール可」もしくは、「ミュージックビデオなので、横位置にてのみコントロール可」というのは、統一感が無いように感じます。

ビデオの再生時は上述のホームボタンダブルクリック技は有効ではありません。あれはあくまでミュージック再生専用なので。

ムービーはプレイリスト表示が不可能になってたり、名前が以前のiPodのようにスクロールしなくなったので長い名前だとなんのムービーなのか分からなくなってしまってたり、連続再生が不可だったり、と今の機能はとりあえずムービー再生できますよ、的なものに退化してしまってるのをなんとかして欲しいところ。

D. ビデオのメニューにて登録されたビデオ一覧がサムネイル画面と一緒に表示されるのは良いのだけれど、何でこれがCover Flowで表示できないの? PCやMac用のiTunesでは、Cover Flowで表示されますので、是非ビデオコンテンツの一覧表示選択にもCover Flowが使えるようにしてください。

確かにムービーのCover Flow表示もあったら便利そうですよね!

従来のiPod、そしてClassic新型nanoの場合には制御ロックキーがスライドスイッチで提供されているので、ポケットにiPodを入れて音楽を聴いたり、電源をオフしている時にうっかり再生が始まってしまわないように、ロックキーを使うことが通常の作法です。しかしながら、iPod touchにはそれに相当するキーが無いので音楽を聴きながらポケットに入れていると突然音楽が止まってしまうなど(特に、ミュージックビデオの場合には、音量が変わってしまったり、他のメニューに行った瞬間に再生が止まる)の状況に遭遇します。

これ、音楽を聴きながら持ち歩くときは、スリープボタンを押して画面表示を消した状態にして聴くってのが従来のロックキーを使った状態に相当してるんじゃないでしょうか? これだと誤動作することもないです。

ミュージックビデオはスリープで画面表示を消すと再生が止まってしまうのでこの方法はダメなのですが、私の場合はミュージックビデオで入れている曲は音楽ファイルでも入ってることがほとんどなのであまり困ることはなかったり。


普段歩きながら音楽を聴いてるときは、スリープボタンを押して画面をスリープさせた状態で持ち歩いていて(どうせすぐ画面がスリープするのだから、ポケットに入れるときに自分でスリープボタンを押してしまう)、音量調節や曲をちょこっと変えたいときはホームボタンダブルクリック技を使用。iPodを停止させておきたいときは、ホームボタンダブルクリック技で再生を停止してからスリープ、というのが私のデフォルトの使い方になっています。

F. iPhoneに内蔵されていたスピーカーの効用は絶大で....iPod touchでも使いたかった....次のバージョンでは是非!

これ、ムービー再生が非常に綺麗になって、そうなるとみんなで集まったときとかに持ってるビデオを見せたくなったりして、でもスピーカーがないので音が共有できない!ってので残念な思いをします。次のバージョンではスピーカーをつけて欲しいってのに同感!!

H. ヘッドフォンジャック挿入口を本体下に配置してしまったために、ドッキングステーションやユニバーサル・ドックにさしたまま、ヘッドフォンを使うことができなくなった。

これ、私も「北の大地から送る物欲日記 - 新しいiPodの気になる部分」で触れましたが、ドックやiPod用スピーカーなどを使ってる人は非常に不便な思いをしてる部分だと思います。いちいちイヤホンを抜く手間が面倒! できれば上部にイヤホンジャックをつけて欲しいなぁ。


iPod 持ち運びの美学


おかゆ MacBook iPod touch にカバーはいらない」では、ジョブスのiPodをむき出しそのままで使うことへのこだわりに関する引用があって、だからこそあの裏面の光沢処理にこだわるんだろうなぁってのが感じさせられます。


iPodシリーズを長らく使っている私もむき出しそのままで持ち歩いていて、つけたとしてもせいぜい画面の保護フィルタくらいなのですが、その理由は以下のようなもの。

  • 下手な裏面保護フィルムとかは逆にかっこ悪い。
  • 使っていてつく傷は機能を損ねない限り気にならない。(液晶画面上の傷はビデオ視聴に影響あるので困る)
  • カバーをつけると、ドックや外付けスピーカーにそのままセットできなくなる。


iPod touchでは表面は硬質ガラスになったおかげで液晶保護フィルタはいらなくなりました。ちょっとやそっとじゃ全然傷付きません・・・というか、どうやったら傷つくんだ?ってくらいに頑丈。

液晶保護フィルタをつけるとしたら、傷よりはむしろ指紋が気になるという理由かな。ただ、タッチして操作するインタフェースだけに、それへの影響がないのかが気になるところ。液晶保護フィルタを使ってるユーザーのレビューが気になります。


液晶画面の指紋は付属のクリーナーで拭いても全然取れないのですが、アルコールとかをつけて拭くとものすごい綺麗になります。最近よくある洗顔ペーパーなんかで拭いた後にティッシュなどを使って拭くと「おおおお!」といいたくなるくらいぴっかぴかにwww