過去の自分との出会い


忘却防止。 - 上書きしますか、ブクマしなおしますか? - 過去にブックマークした記事に出会うとき」を読んで。


ウェブ上のいろんな記事やブクマなどを渡り歩いていると、過去に自分がつけたブックマークや、自分の書いた記事なんかに行き当たることがあります。


過去の自分が通った跡を見るってのは、人によってどう思うか違いそう。



考えなんてものは、時間が経つにつれて変わっていくものなので、過去に行ったブックマークや過去に書いた記事を見てそれを上書きしようとか、消そうとかは思わない。それらはその時点での自分の考えなのだから。



たまに、「忘れてるんだったら、ブクマしてる意味がないじゃないか」という発言をみかけるのだけど、自分の頭の中だけでは覚えて置ききれないからこそ、ブクマという形で自分の考えをそこに残しておきたいと思ってる。

ブログを書くのもそうなのかもしれない。その時点での自分の考え方の記録。ずっとその時の考えを記憶し続けるなんてのは不可能なので、ブログに書くことでそこに自分の考えのコピーを残しておく。



だから、過去の自分のブクマやブログ記事にふと出あったときは、なんかなつかしい気持ちになる。すっかりブクマしたこと、ブログ記事を書いたことを忘れていても、そこにブクマやブログエントリを残しておいたことによってその当時のことを手に取るように思い出せる。



自分の頭の中を飛び出して、ウェブ上に記録されたブクマやブログエントリは、他の人がそれを見ることで見知らぬ誰かの考えに影響を及ぼすこともある。



そして、他の誰かがやっぱり同じようにウェブ上に記録したブクマやブログエントリと繋がったりする。多くの人が自分の考えをウェブ上にアップすることで作られていく大勢の思考の固まり。




自分の考えをウェブ上に放流するのはやめられない。