天まで突き抜けたアニメ「天元突破グレンラガン」
今年見たアニメで一番はまってたのがこの「天元突破グレンラガン」。
毎週日曜日の朝8時半からという妙に健康的な時間にやってて、毎回眠い目をこすりながら見てたけど、放映が終わる頃にはきっちり目が覚めてた。
このアニメのテーマは「ドリル」。あの螺旋の渦を巻いている「ドリル」。
最初は穴ぐらの中の村にこもっている毎日から始まる物語が、毎週毎週壁にぶつかってはドリルで突き抜け、一歩、また一歩とどんどんと周りを巻き込みつつ大きな話へと展開していくのが、見事に最終話まで続いてついに天まで突き抜けた。
放映が始まる前に見た記事では、ガンダムやエヴァのような過去のアニメから解き放たれ、突き抜けるようなアニメに、というのが印象的だったのを覚えている。
「ガンダムよりも原初的な部分に戻って、面白さやカッコよさを追求。“純然たるロボットアニメ”を目指したい」とした。ちなみに、タイトルの「天元突破」には「そうしたこれまでの世界を突き破って、僕らの新しい時代を作りたい」というメッセージが込められているという。
物語は全26話にもかかわらず(+1話総集片)、4部構成というかなり詰め込んだ展開になっていて、毎回、新たな試練にぶつかって行き止まり、でもそれを突破してまたひとつ大きくなるって展開に何度驚かされたか分からない。これほどいい意味で毎週の期待を裏切り続けてくれたアニメもなかった。
1部のラストで泣き、2部で宿敵を倒し、3部で再びまた立ち上がり、4部で天へと突き抜ける。このアニメには、いったい何回最終回があるんだ?ってくらいクライマックスシーンに溢れていた。特にラストの25〜27話の盛り上がりっぷりったらない。放映が終わってまだ一ヶ月経ってないけど、その3話だけでももう数十回は見てる。
このアニメには、細かいつっこみとかそんなのは似合わない。1話で最初に見たとき、「ええええ?」と思ったカミナの兄貴のあの無鉄砲な勢いが、物語の勢いとなって最後まで突き抜ける原動力になっている。
常に想像の斜め上をいく展開。全然理屈が通っていない台詞なのに、しっかり締めるところを締める名台詞がこれでもかってくらいに出てくるのがたまらなかった。
最初にシモンが掘り当てたドリル、そしてラガン。そこから話が始まって、螺旋を描きながら想像が付かない規模まで話が展開していく。
同じガイナックスの名作アニメ「トップをねらえ!」でも第1話の最初から、最終話の戦いへの話の規模の爆発さは天文学的レベルだったけど、グレンラガンはそれすら超えてしまう超展開。
まさに「これまでの世界を突き破って、僕らの新しい時代を作りたい」ってのに、ふさわしいアニメだった。
もう放送は終わってしまったが、まだまだ今からでも全然はまるのに遅くはない。
今、深夜枠で再放送されているので、それを見るのもよし。
テレビ東京 (木)26:15〜26:45(10月4日〜)※10月4日は26:35〜放送開始
テレビ大阪 (金)27:05〜27:35(10月5日〜)
テレビ愛知 (金)26:58〜27:28(10月5日〜)
テレビ北海道 (月)26:30〜27:00(10月8日〜)
テレビせとうち(火)25:58〜26:28(10月9日〜)
TVQ九州放送 (水)26:38〜27:08(10月10日〜)
毎月DVDがリリースされているDVDを購入するか、レンタルするかして見るもよし。
熱いアニメに飢えてる人なら、きっと楽しめると思う。
このアニメがどれだけ熱いアニメかを知るには、ニコニコ動画で第1話を見てみると分かる。
第一話が始まったところに流れる「最終話から」の弾幕。こんな弾幕見たことない(笑)
でも、最終話みたら絶対また第1話から見たくなる、そんなアニメ。
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