ブログを通してみる過去、今、未来


404 Blog Not Found:ブログの過去ログほど有り難いものはない」を読んで。


http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=site:http://d.hatena.ne.jp/hejihogu/」を見てみると、約2700件ヒットした。過去にブログをつけた日数は今現在で592日なので、日付や月別ページを除いてだいたい2000件ほどのエントリをこのブログで書いてきたらしい。


ブログを書く今


ブログに何かを書くというのは、その時点での自分の考えをウェブ上に残すという行為。


自分の頭の中で考えてるだけでは何も生み出さない考えが、ウェブ上に残すことで多くの人の目に触れることとなる。それは、誰かへの刺激となるかもしれないし、多くの人に何かを伝える手段にもなる。誰か特定の人に向けて書くのならメールでよくて、ブログとして書くというのは不特定な誰かに向けてのメッセージを投げかけるってこと。


投稿されたエントリは、毎日ブックマークやアンテナからブログを見に来てくれる、RSSリーダーで購読してくれている読者から読まれ始め、ソーシャルブックマークでの注目、ニュースサイトでの紹介、トラックバックでの反応という流れで広まっていく。水面の波紋のような広がり方はどう広がっていくか毎回分からず、予想外の反応に驚いたり、反応のなさにがっくりきたり。



多くの人の目に触れたエントリは、コメントやトラックバック、リンク、ソーシャルブックマークなどで評価される。いちいち評価と思って反応してる人はそういないだろうが、多くの人の反応が結果としてそのエントリの評価となる。良いエントリはリンクや検索エンジン経由でいつまで経ってもじわじわ読まれ続ける。



また、ブログに書くことで、自分の考えを客観的に見ることができるようにもなる。

頭の中でもやもや考え続けるより、すぱっとエントリに書いてしまって吐き出してしまうと、新しい次の考えが浮かぶ余裕が生まれる。ウェブに残したエントリにつく読者の反応が得られるというのもありがたい。


ブログに残した過去


こうして書き残したブログエントリはブロガーにとっての大きな財産となる。


ブログに何かを書き残す、ということは、ウェブに自分の断片を残すということ。それを読んだ誰かは、あなたという一人のブロガーの断片を知ることになる。

多くのあなたの断片を見た人の中には、あなたという1ブロガーの存在が生まれる。直接会話した訳でもないのに、自分の存在が誰かに伝わるというのは、かつては一部の人にしか成しえなかったことだが、今では誰でもそのための道具=ブログを手にできるようになった。


ブログに見る未来


ブログほど知的好奇心を満たしてくれるものはない。


自分が考えたこと、楽しくて誰かに伝えたいこと、紹介したいこと、これはどうだろう?と問題提起したいこと、そんな自分の中にあったいろんなことを記しておくと、ネットを通じた多くの人々からそれに対する反応があるから。

ブログに今を記すことで今を形作り、それが後からくる者へは道しるべになり、未来へ向かう道を残す。ブログにエントリを書くことで、一歩ずつ未来に進める。


1週間、1ヶ月、1年後という未来に自分はどこまで進めているだろう? そう思いながらブログを書き続けている。