「他人の目」と「自分の目」を駆使してウェブを読む


すちゃらかな日常 松岡美樹 あなたは「他人の目」でブログを読んでいないか?」を読んで。

ブログを読むとき、どこでその記事を見つけるかって話。



まぁ、ブログだけじゃなくてウェブ上の記事を読むとき全般的に関わる話なんだけど、ニュースサイトやSBM経由でブログなりウェブサイトなりの記事を見ることが多い。いつも自分が気になるニュースを拾ってきてくれるニュースサイトや大勢の人の興味が集計されているSBMを見ると効率よく自分の興味の対象となりそうな記事を見つけることができるから。


ニュースサイトはそれぞれのサイトごとに特色があるのでおいておくとして、SBMを使って読む記事を探す人って、例えばはてなブックマークだと、人気のエントリーを見る人と、注目のエントリーを見る人に分かれそうな気がしてます。


人気のエントリーはより多くの人がブックマークした記事、これは大勢が興味を示す記事ってことで、電車の中吊り広告みたいなタイトルの記事がばんばん出てきます。興味を引くための扇動的なタイトル、○○をやる7つの法則みたいな読んでおくとちょっとためになる系の記事、とりあえずチェックしておきたくなるまとめ記事、など。そういうのが好きな人向け。


一方、注目のエントリーは、まだ数人しかブックマークをつけてない記事。一人しかブックマークをつけてない状態だと、たまたまその人が興味を持っただけかもしれませんが、それが二人、三人となると、多くの人が興味を持ちうる記事ってことになります。自分にあう記事を貪欲に探している人は、同じSBMでも人気のエントリーより注目のエントリーをくまなく見ることを好む人が多いです。



他人経由の情報で記事を見るときはそんな感じ。「他人の目」で読むってのはこれですね。



一方、自分用のアンテナとして、ブラウザのブックマークやアンテナ系ツールやRSSリーダーにブログを登録して読みに行くというスタイルもあります。これは、そのブログなりサイトなりを気に入って、そこに書かれた記事は自分にあう記事が多いだろうという考えで、昔はほとんどこっちのスタイルで記事を探して読んでました。

これは自分が選んだ人の記事を「自分の目」で読むという方法。



この「他人の目」「自分の目」ってのは、その記事をどういう方法で見つけるか、ってところにかかってます。



私は両方の見方(他人の目、自分の目)を使って記事を見つけて読みますが、両方半々くらいです。自分の見る範囲の視野を広げるのに、他人の目を使った見方はありがたいですし、他人の目では見逃してしまいがちな自分のお気に入りの記事を見つけるためには、やはり自分の目を使って記事を見るのも大事。



両方の手段で記事を探しながら読んでいると、結構な率で両方で引っかかる記事も出てきます。どっちで読むかは、そのときどっちの手段を使っていたかによるので、どっちの手段がいいとかはあまり考えません。

普段、自分がはてなブックマークを使っていて、ある記事に興味を惹かれてブックマークするときは、初めて見るブログやサイトだとそれをRSSリーダーに登録して、自分の目の方に取り込んだりもします。もちろんその人の書く記事が全て自分の興味のあることとは限らないけれども、少なくとも一つ引っかかったのなら、また別な記事でひっかかることもあるだろうって考え。

人によってはいろんな記事を取り扱っているブログなどはノイズが多いからと除外する人もいるようですが、自分にとってのノイズはRSSリーダーで流し読みするときにスルーすればいいやと思ってるので、そこはあまり気にしていません。



私の場合ははてなブックマークや自分のブログ、人によってはニュースサイトを運営することで、他人に「他人の目」という記事閲覧の機会を提供しようって人も結構いると思います。こういう人たちがたくさんいるおかげで、「他人の目」を使って効率よく幅広い範囲の記事を読むことができます。



どんだけ広く記事を探してきて読んでるつもりになっていても、人が見ることの出来る範囲なんかたかが知れていて、だからこそ「他人の目」と「自分の目」を駆使して、いろんな記事を読みたいなと思ったりするのでした。