世界的に拡大する動画共有サイト
中国の動画共有サイト「Youku.com」は9日、2007年12月に記録的な動画視聴数を達成したと発表した。この数字は、Googleに買収された当時のYouTubeの成長曲線に匹敵している。
インターネット視聴率調査会社のNielsen//NetRatingsがとりまとめた12月10日から16日の週に関する調査結果によると、この週にYouku.comは1日1億本の動画視聴数を突破した。また、1日のページビューもピーク時で1億4,000万に達する勢いだ。
動画共有サイトは最大手のYoutube、日本のニコニコ動画、そしてこの記事で紹介されている中国のYouku.comとどれを見てもかなりの勢いで成長しています。
ネットのインフラが整ったことによる回線速度の向上、PC性能の向上による閲覧、動画作成環境の普及によって、PCでネット上の動画を楽しむ時代に入りました。ユーザーもただ受身的に動画を見るだけでなく、自分の好きな動画を能動的に探したり、自分から動画をアップしたりと、より活動的に動画を楽しめる時代です。
文章だと言語が分からないと全く楽しめないものが、音楽や動画だと言語の壁を乗り越えてしまう場合があるってことが、海外の動画共有サイトを見ているとよく分かります。
外から日本に入ってくるものではあまり見かけませんが、日本のコンテンツが海外の動画共有サイトに流れ、瞬く間にさまざまな言語の字幕がつけられていくなんてのもちょっと探すだけですぐに見つかったりします。上述のYouku.comでもトップページを見てるだけで日本のコンテンツがいくつか見受けられました。
今まではそれぞれの国の中に留まっていたコンテンツが、どんどんと世界中に出回るようになって、いままでに見られなかったようなコラボレーションが見られるようになるかもしれません。
