違う環境が繋がる時代


コンパクト - jkondoの日記」を読んで。

普段とは違う場所で生活すると、いろいろと気づかされることが多い。

日本に帰ってくるといつも思うのはいろいろなもののサイズが小さいということ。家も道路も建物もコンパクトにまとまっている。ちょっと窮屈に思うんだけど住んでみるとそれなりにちゃんと動けるようになっているから良くできているなあと思う。こういうのが、小さい家電とかを緻密に作ることとかに生きてるのかなあなんて思う。

アメリカと日本という大きな違いほどではなくても、東京と北海道みたいな国内の移動でも似たようなことを感じたりします。

何から何までぎっしりと埋め尽くされている東京と、いろんなものがゆったりしていてちょっと移動するとすぐに人の気配がない場所に出くわす北海道と。


東京に住む前にも、出張などで何度も東京に出てきていましたが、羽田空港から品川まで移動するときの京急の電車の中から外を眺めながら、いつも「なんで東京はこんなに何もかもがぎっしり密集してるんだろう」と感じていました。

電車から見える市街地の風景の中にいきなり墓地が見えたりするのも、北海道生まれにとっては驚くこと。北海道では土地は有り余っているので、墓地は人が住む場所からちょっと離れた場所にあることが多いのです。


住宅地でも、北海道の場合には道幅が東京では信じられないほど広いし、場所に余裕があるのである程度分かりやすく区画整理されている場合が多いです。一方、東京だと車がすれ違うのは不可能な道が多く、知らない場所で住宅地に足を踏み入れてまともに帰ってこられる自信はありません。自宅の近所の半径1km以内くらいでさえ、ちょっと知らない場所に入ったら簡単に迷子になります。


これだけ環境が違うと、そこで住んでいる人々の感覚が違うのも十分ありうるってのをつくづく感じます。



こんな違う環境がネットで繋がってるのもまた興味深い。今までは身近な環境しか知らずに過ごしてきた人が多かったのが、ネットで日本中あちこち、さらには世界のあちこちの様子も簡単に知ることができるようになって、普段はあまり意識していない自分の生活が他の場所から見たらどう見えるのかを感じさせられることが増えました。

さまざまな地域の文化がどんどん交じり合っていくのを感じます。